劣等感１ ページ3
朝六時。
鳴り響く目覚まし時計を止めた。
あぁ、今日がやって来てしまった。
要らないのにな。
重い体を引きずって制服に着替えた。
下へ行くと楽しそうな声が聞こえてくる。
｢おはよう｣
声をかけてみるが返事はない。
いつものことだ。
もう慣れた。
だって誰も私を好きじゃないから。
お母さんもお父さんも愛しか見ていない。
愛は学校の人気者。
私は俯いたままトースターでパンを焼く。
当たり前だが、お母さんは私のご飯は用意してくれない。
お父さんと愛には余るほど作ってるのに。
そんなにあるなら私にも作ってよ。
そう、言ったことはない。
私はさっさとご飯を食べると身支度をして、小さくいってきますと言ってから家を出ようとした。
愛｢あ、お姉ちゃん待ってよ〜！｣
愛は毎日一緒に登校しようとしてくる。
なぜなら皆に仲がいい姉妹と思わせたいから。
愛｢いってきまーす！｣
｢いってらっしゃい、愛はえらいわね。Aもいってきますぐらい言ったらどうなの？｣
お母さんが私を冷たい目で見た。
言ったよ…。
｢Aに何かを期待しても無駄だ。愛、今日も頑張れよ｣
お父さんの言葉も、私に重く圧し掛かった。
愛｢うん！ありがとう！｣
いつもそうだ。
いつもこうだ。
私のことは見てくれない。
でも、もういいんだ。
無駄な希望なんて抱いてたらいつか壊れちゃうもん。
今日も私はいらない子。
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雨野天 - 面白い作品をありがとうございます！これからも、頑張って更新お願いします！一生応援します(*´∀`)♪ (2020年9月25日 8時) (
レス) id: e9ccbc0a11 (このIDを非表示/違反報告)
美紅(プロフ) - あさん» wwwwwwwwwwwwwwさらに返すw (2020年6月15日 20時) (レス) id: 0b9b617bc5 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 美紅さん» wwwwwwwwwwwwwww笑笑返し (2020年6月15日 17時) (レス) id: 3e77a425a8 (このIDを非表示/違反報告)
＠雨粒(｀・∀・´)(プロフ) - 作者さん大好きです！頑張ってください！ (2020年6月2日 16時) (レス) id: 69a6fc1c32 (このIDを非表示/違反報告)
＠雨粒(｀・∀・´)(プロフ) - )愛ちゃん吹っ飛ばしていいですか？作者さん！あ、作者さん応援してます！更新待ってます！さてさて愛ちゃん？口喧嘩する？え？ワイ結構勝気でおるよ？てか、多分勝てると思う。ふっははは。愛ちゃんに、仕返しするのを待ってます！( ＾∀＾)ﾆｺｫ... (2020年6月2日 15時) (レス) id: 69a6fc1c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miyusuki1225 | 作成日時：2020年4月4日 1時
