男水！

第14話☆☆☆☆ ページ17

〜プールサイド〜

ﾊﾞｼｯ…！
『磯村先生、川崎を叩いて』

磯村「何、黄昏てんだよ。」

川崎「キレわりぃけど…年じゃね？」

磯村「相変わらずの篦口だなお前は…」

川崎「磯村先生こそ、相変わらずじゃ。」

磯村「うるせっ！」

川崎「今日はどうもっす…」

磯村「あ？」

川崎「記録会引き受けてくれて…」

磯村「お前がまた、水泳に関わってくれたことがうれしいんだよ。
それより、妹とはどうなんだ…」

川崎「避けられてますよ。
そりゃそーですよね…あいつには何も言わず出ていったから…」

磯村「ま、時間が解決してくれる問題じゃないから、難しいな。
妹は、うちの部のやつと付き合ってるぞ。」

川崎「そうらしいっすね…。
でも、俺が何かを言うわけじゃないんで…幸せになってくれればそれでいいっす。」

磯村「そうか。」

・

・

仁科「それじゃあ説明します。
4レーンは、東ヶ丘のみんなで使ってください。」

秀平「ありがとうございます！」

仁科「1レーンから3レーンは、Ａチーム。
5レーンから7レーンはＢチームが使うように」

龍峰「はい！」

仁科「Ｃチーム確認！」

Ｃチーム「はい！」

秀平「Ａチーム？Ｂチーム？」

平「チーム分けされてるんだ！
能力別で！」

秀平「びっくりしたぁ…！」

平「やっほー！」

晴美「また、秀ちゃんに近づいてるんじゃないわよ！」

平「Ａチームがレギュラー候補。Ｂチームがその補欠。それだけじゃないよ、補欠の補欠のＣチーム！更に下のＤチームまであるの！凄いでしょ！」

秀平「う、うん…？」

平「龍峰だと、榊達は何チームになるんだろうね？」

礼央「光希、無駄なお喋りはやめろ。」

平「ごめんちゃい。」

仁科「じゃあ、いつもの100！20本やってこーか！」

龍峰「はい！」

原田「え？！記録とるだけじゃないの？」

仁科「いいよいいよ、東ヶ丘のみんなは…」

原田「え？」

仁科「これは、うちの部の習慣だから東ヶ丘のみんなはアップでもしていて待っていてください。」

原田「助かったー！」

川崎「？！
『怒りの顔をして』」

仁科「Ｂチーム、サークル1分20秒。
Ａチーム、1分15秒！」

川崎「うちも！
1分15秒」

仁科「え？」

川崎「いや、1分10秒。
やれんな？」

秀平「はい！」

・

・

晴美「何ですか、それ？」

森「薄めたウガイ薬が入ってるんです。
便利ですよ。」

晴美「なるほどー…うちも使おうっと♪」

一虎「あいつら、思ったよりやるんだな…」

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