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53話 ページ10

私は今、倉持先輩に抱えられてます。


なぜかと言うと盛大に転けたから。



「足下よく見て歩けよ。」


『うぅ...すみません。』


「心配するだろうが!」


『は、はい!今後気をつけます。』



倉持先輩、なんか今日はいつもと違う。


ていうか、怖い。



『あの、どうしてそんなに怒ってるんですか?』


「は?そんなもん...好きだからに決まってんだろ。(ボソッ」


『え?なんですか?』


「べ、別に。女子なんだから気をつけろよ。傷作るな!」


『は、はい。気をつけます。』



倉持先輩は保健室まで連れて行ってくれて、手当までしてくれた。


さっき倉持先輩ボソッと何言ってたんだろう...

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作者名:あかりんご | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/  
作成日時:2020年6月9日 11時

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