【SERVAMP】リヒトの義妹は冒涜のサーヴァンプを拾ったようです。２ (ページ2)

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第四十四話　★ ページ2

二人が動物姿になったことを確認して、
学校に歩いていく。

…その途中で…

「お！Aと真昼じゃーん！
おはよー！」

桜哉と会った。

「おはよう。桜哉。」

『おはよう！』

「…ってか何で二人一緒に来たんだ？
家は反対方向だったハズだろ？」

『えっと…実は…』

私は桜哉に事情を話した。

「えっ！？
今日から真昼の家に居候！？」

「ああ。Aの家族の人は異動で
海外に行ったらしい。」

『お母さんが
私一人じゃ危険だからって言って、
真昼くんの家に居候させてもらうことになっちゃったってわけ。』

「確かに女一人は危険かもな～…」

…本当は一人じゃないけどね。

「あ！真昼、桜哉、Aちゃん！
おはよう！」

「はよ～」

『虎雪くん！龍征くん！おはよう！』

「珍しいな。
真昼とAが一緒に登校って…」

『うん。実はね…』

「いやー…
真昼とAが結婚したから、
一つ屋根の下で一緒に過ごすことに
なったってワケ！」←

「おぉ！マジで？」

「本当に！？おめでとう！二人とも！」

…桜哉。私の話に被らないで。

そして虎雪くんと龍征くんは
それを本気にしないで。

「『いやいやいや、違うから！！！』」

あ。ハモっちゃった。…じゃなくて！！！

「確かにAがウチに
居候することになったけど！
結婚はしてねーから！！」

『っていうかそもそも結婚なんて
まだ出来ないって！
男の人は18歳にならないとできないって
前になんかでやってたもん！』

何でやってたかは忘れたけどね。

…っていうか…

『…あれ？今何時…？』

…結構時間経ってるよね？

各自時計やスマホを取り出して
時間を確認する。

すると…
「「「『は/え。』」」」

…時刻は既に7時55分。

あと5分で8時。

『ヤバイ！！遅刻する…！』

「マジ！？
…ってか、今日文化祭の準備が
朝にもあるんじゃなかったっけ？」

『そうだった！！
もう走っていこう！！』

「あ！
じゃあ、走って競争して
ビリの人が今日の昼食奢りな！」

…また桜哉は…
っていうか私、女の子なんですけど。

「だぁぁぁ！！
そんなことやってる暇ねぇから！！
皆急ぐぞ！！」

「「「『おう/うん！』」」」

私たちは学校までの坂を
全速力で走っていった。

…結局ビリだったのは桜哉だった…