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吸血衝動 ページ16
「おい粘土」
「あ、相澤先生……！？ミイラマン！！」
「お前……ヒーロー科に転入する気はないか」
「今んところ全くないですね〜私はあんな怖い職業に就く気もないです！それにサポートアイテム作れる資格が欲しいので」
私がそう言えば、相澤先生は考える素振りをして、手を叩く。
仕草が可愛いなこんにゃろー
「ヒーロー基礎学は受けろ。自分の身を守れるくらいにはなれ」
「え、」
「体操服で良いから、あ、拒否権はないぞ。根津校長にも許可取ってきたからな」
「はー！？え、ちょ、何やってんですか！？」
「体育祭で好成績を残したら、ヒーロー科に入れ。学校で掛かる金無償にするぞ。勿論サポート科の授業も受けれる」
私は戦慄した。
何かが溢れそうで、昔の記憶が溢れる。
私にも、
勝手に諦めて、自分から幼馴染を遠退けて、何を感傷に浸っていた……私にも、彼らと同等になる
でも、無駄じゃない、きっと無駄ではないんだ。
今までの事が、経験が無ければ今の私はいない。
逆に今までのことを活かせばいいのだ。
「待ってろヒーロー科……今に追い抜かしてやる……！」
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作者名：ヒロアカlove | 作者ホームページ：
作成日時：2017年5月20日 16時
