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スーツに着替え、仕事部屋に戻ると黒服さんが居た。

然も私の机周辺に。

んんっ、何かな…?


『あの…?』

「一条様ですか」


一名様ですか風に云うなやー、そうだよぼっちだよ!何が悪い!


『一条ですが』

「太宰幹部の部屋の方へ移って貰います。荷物が纏まりましたらお声掛け下さい」

『行動が早いな』



驚きだ。

「Aちゃん」


耳許で囁く様に呼ばれる。
行成の事に思わず背後に居るだろう太宰幹部にエルボーを食らわせる。
条件反射だ、許せ。


『何かご用でしょうか』

「待って、上司に攻撃しといて謝罪も無い訳?」

『条件反射だ、許せ。』

申し訳御座いません。


「ねぇ逆」

「何で青鯖が此処にいる」

「うわ、中也」

『中原さん。だって移れって…え?』

「私の方が立場上なんだから私の方に移すのは当たり前だよ」

『因みにその部屋部下さん何人位居るので?』

「君一人。私と二人きり。如何?嬉しい?」

『トテモウレシイデス』

「片言に成らないでよ」





何やら妖艶な笑みで腰に手を回してくる。セクハラで訴えられれば善いのに。


「生意気だなぁ……強気な子は好きだよ」

『嬉しくも何とも無い』

「処で私と心中しないかい?」

『何が処で何だよコンチクショウ』

「俺の部下を道連れにすんな一人で死んでろ」



右手に太宰幹部左手に中原さん。
両手に花。

否、両手に上司か。




浮遊感が襲う。地面が足について居ない。んんっ、間違えた。足が地面について居ない。


近くには太宰幹部の顔。
嗚呼、姫抱き?何で私にすんだよもっと可愛い子にやれやそしたらもっと絵になんだろうがァ!!


という思いを込めて暴れた。


「暴れないでよ、激しくするよ?」

『何を?!』

「何って……ナニをだよ?」

『誰か助けて上司がセクハラしてくる!!』

「うふふ、すぐに気持ち良くなるから……君って処女?」

『処女だよなんか悪いか!』

「じゃあ初めては私なんだ」

『お前に処女を奪われる気はない!』







騒ぎ乍ら廊下を走ってる太宰幹部。
私を抱え乍ら。


「これ太宰。私のAに何をしとる。廊下は走るな、危ないぞ?」

『姐さぁん!!』



美しき姐君に抱き付く。
あ、太宰から抜けられた。


『今日もお美しいです!』

「有難う」

「こら、早く行くよ」

『もう私姐さんの部下になりたい』

「Aなら何時でも大歓迎じゃ」


再び抱き付いたのは云うまでも無い。

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ニャー吉 - 面白かったです!!更新頑張ってください!! (2017年5月4日 23時) (レス) id: 274ae07ce4 (このIDを非表示/違反報告)
雲霧カフカ(プロフ) - 海月さん» あっ、すみません!オリジナルフラグ外しました!ご注意、有難う御座います!! (2017年1月5日 19時) (レス) id: 1f6bce72e1 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - こんにちは。「オリジナルフラグ」が外れていませんよ。二次創作ですので、住み分けにご協力お願いいたします。 (2017年1月5日 15時) (レス) id: f08cf5272d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:文ストLove | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年1月4日 0時

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