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You side
貴久とわかれて家に入る。
家にはまだ誰もいない。
…お父さんが帰ってくる前にご飯の用意しなくちゃ。
あと、お風呂と…洗濯物も畳んで…。
あ｢…お母さんがいればな…｣
私がまだ小学生のころ、お母さんは家を出ていった。
…私の誕生日の日だった。
誕生日前日、
お母さんから裸のままの3万円を渡された。
欲しいものは勝手に買いなって…。
それまではそんなこと無かったのに。
いつもおめでとうって笑顔で言って祝ってくれたのに…。
大好きだよって言ってくれたのに…。
《ガチャ》
帰ってきた…。
あ｢お父さんおかえりなさい。｣
父｢…はぁ、｣
最近のお父さんはため息ばかり
いや、きっとこれも私のせい。
あ｢ご飯できてるよ。
今用意するね。｣
できるだけ明るく、できるだけ早く。
何も言わずに目も合わせずにご飯を食べる。
もちろん『いただきます』も『ごちそうさま』も
『美味しい』すらも何も無い。
でも求めちゃいけない。
父｢今日のワイシャツ。
襟のあたり少しヨレてた。｣
あ｢…っ、
ごめんなさい…明日からは…｣
父｢社会人としてみっともなかった。
アイロンくらいちゃんとしろ。｣
あ｢ごめんなさい…、｣
父｢謝れば許されると思ってんなよっ！｣
怒り狂ったお父さんが私にめがけてグラスをなげつけた。
もちろんガラスのコップを割れる。
あ｢…っ、｣
顔を庇った腕からは結構な量の血が流れ出した。
…なんでこんなことに…、
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美祐(プロフ) - ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！ (2019年9月28日 0時) (
レス) id: 90df3a8e01 (このIDを非表示/違反報告)
まい - 更新待ってます！！！応援してます！！ (2019年9月26日 11時) (レス) id: bf8e986980 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美祐 | 作成日時：2019年9月18日 9時
