退院しました 1 ページ5
in side
今日は宏太の退院の日!
9時半頃にはもう退院出来るとの事で、駐車場に車を停めた。
結局、宏太を巻き込んでしまった女の子(のご両親)が今回の検査などを含む入院費を出してくれるそうで。
とりあえず一旦支払いを済ませ、領収書をもらう。
「あー、やっと家に帰れる〜!」
嬉しそうな宏太。心配だった頭の検査もひとまず異常無しでホッとした…。
「でもギプスが取れるまで1ヶ月かかるんだね…まだ長いね」
「ホントだよ…利き腕じゃなくて良かった笑 右手だから大学は行ける」
宏太は左利きだ。不幸中の幸いだったな…。
助手席のドアを開けて、宏太が先に乗る。
「シートベルト出来る?」
「んん…ちょっと待って…」
吊っている腕が邪魔になり苦戦してたので、運転席側から引っ張って止めた。
「無理するなよ?ちゃんとサポートするから」
「ありがと」
ふにゃっと微笑む。
「よーし!帰ろ!」
病院から家まで、20分ほどの道のりを進む。
「宏太、今日は何食べたい?何でも作るよ」
「ホント? …なら…パスタとか食べたいな」
なるほど。病院食だとパスタは出ないもんな笑
「いいよ、パスタね」
「やったぁ」
アボカド買って…冷凍してあるエビがあるからクリームパスタ作ろっかな♪
「ちょっとスーパー寄るね」
スーパーで必要なものを買って、帰宅した。
「あ〜!やっぱ家が一番だなぁ〜!!」
宏太が左腕だけで伸びをする。
「ふふっ。病院って落ち着かないよね」
「落ち着かないよー!たった2日で限界!ベッド固いし狭いし」
「ご飯も少ないし?」
「それ!笑」
宏太の洗濯物を一緒に洗おうと思ってたので、まず洗濯をする。
「慧、俺やるよ?」
「今日はまだ大人しくしてろよ。退院したばかりなんだから…」
言い終わる前に、後ろからきゅっと抱きついてきた。宏太の左手が俺のお腹に回る。
「こう…」
俺の首筋に宏太の唇が触れた。
「んぅ…くすぐったい…」
顔を上げたら、目の前に宏太の唇。
「ありがとね…慧」
自然と唇同士がくっつく。
ああ、やっと宏太が帰って来た。
「おかえり、宏太」
身体を宏太の方に向け、背中に両腕を巻きつけてもう一度優しくキス。全身で宏太を感じる。
たった2日だったとは言え、心細かった日々はもうおしまい。
432人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ましろ(プロフ) - 夏夢さん» 承りました♪ 必ず書くのでお待ちください(^ε^) (2020年2月1日 0時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - ましろさん» えっ、リクエストしてもいいんですか?しちゃいますっ(///ω///)♪社会人な二人のお話をぜひっ(>▽<) (2020年1月31日 20時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 夏夢さん» ありがとうございます(≧∇≦) 夏夢さん、それはリクエストですかっ!?私もこのお話の二人は大好きだし、そもそもスーツ萌えなのでw リクエストしてくださるのならどこかで社会人編書きますよ〜♪♪ww (2020年1月31日 13時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
夏夢(プロフ) - 完結おめでとうございます(涙)帝王が年下の、新鮮なお話が更新ごととても楽しみでした(///ω///)♪新しいお話も勿論楽しみにしていますが、黄緑くんも社会人になったこの二人のお話もまた、読んでみたいなと思いました。お疲れさまでした!(*^^*) (2020年1月31日 12時) (レス) id: 6404b316b5 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - ゆずさん» ゆず様、初めまして(^^) ファンだなんて、とても嬉しいですー!! 次のお話でもこっそり(←笑)お立ち寄りください♪ (2020年1月31日 11時) (レス) id: 8371985186 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ましろ | 作成日時:2019年9月29日 23時