年下の彼 3 (yb×in)

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yb side



身体は元気なのに、右腕が使えないというだけでこんなに不便とは…！！



何をするにも、いつもの倍時間がかかる。


お茶を飲もうとグラスを出して冷蔵庫を開け麦茶を出すのだけでもたもたしちゃうし


トイレもやたら時間かかる笑
しばらく学校もスウェットで行こうかな笑



慧は俺が何かしようとすると気づいてサポートしに来てくれる。嬉しいけど、何か申し訳ない…


…と思ってたら、気づかれた。



「宏太…遠慮してない？何でも言えって言ったろ？」


ちょっと怒った顔で訴えてきた。



「…だって…えっと…自分で出来ることはなるべく…しないと…」


もごもご笑


「もぉ！！それが遠慮してるって言うんだよ！ 明後日から大学行ったら助けてあげられないんだから、家に居る時くらい甘えなさい！！」


しっかり怒られた笑


でも…嬉しい。



「ありがと…ごめんなさい。ちゃんと頼るよ」


ふわりと微笑んでくれた。


「よろしい！」





慧の作ってくれたとっても美味しいパスタを頂き



一番の難関タイム、お風呂の時間がやって来た。


ギプスはなるべく濡らさないようにといわれてるので、ビニールで右腕を覆う。


「今日は一緒に入ろ？自分で身体洗えるようなら明日から頭は俺洗ってあげるから」



「スミマセン…」



身体は何とか洗えそうだけど、頭はやはり難しい…


ここは、お言葉に甘えよう。



慧が髪を乾かしてくれて、ベッドへ。


いつも俺の右側に慧が寝てるんだけど、今夜からは左側で寝てもらうことに。



「そっち狭くない？」

「大丈夫だよ。慧こそ狭くない？」

「へーき」


そう言って顔を近付けてきて、俺の唇に吸いつく慧。


何故か、それに妙にどきっとしてしまった。


ぺろっと俺の唇を舐めて


「へへ…おやすみのちゅう♪」





あ、やばい




「けい…」



「？」

きょとんとしてる。



さっきお風呂入った時は、なるべく慧の方を見ないようにしてたんだけど


風呂ん中での慧って、色香やばいから←



何とか耐えたのに、今のキス顔見ちゃったら…



いやでも、片手しか使えないんだぞ？俺




「宏太…？どうかした？」



「…えと…」


「どこか痛いの？我慢しないで言って？」



「…引かない…？」


「は？引くわけないだろ？」



観念して(笑)、慧にくっついた。


「…えっ！！笑」


「…どうしよう笑」

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