今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:277 hit
小|中|大
1 ページ2
転校初日の事だった。
「相良?あぁ...お前のこと知ってる。
雑魚で役立たずなんだから
家系なんか気にせず辞めちまえよ」
五条 悟。
初めましての自己紹介をした後
彼に淡々とそう告げられる。
まさか一言目に言われると思っていなくて
あまりの衝撃に反応出来なかった。
私は下っ端だからと言って別に
彼を嫌っているわけではなくて
ただ単に仲良くしようと思っていただけだった
やめる?何を言ってるんだろう
私の道を決めるのは私ではなくて君らじゃないか
突然の雰囲気に慌てて
前髪が特徴的な男の子が仲裁に入ってきた
「初めましてなのにやめなよ悟
困ってるだろ」
「ホントの事なんだよ」
反応出来なくて苦笑いで居ると
舌打ちされてそっぽ向かれた。
もう1人、窓の外をずっと見て興味なさげな女の子。
......なんか皆ガラ悪い。
これからの事を心配しながら
溜め息を吐いてその子の後ろの席へ座った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蟻子 | 作成日時:2023年10月1日 10時