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転校初日の事だった。









「相良?あぁ...お前のこと知ってる。

雑魚で役立たずなんだから
家系なんか気にせず辞めちまえよ」




五条 悟。
初めましての自己紹介をした後
彼に淡々とそう告げられる。



まさか一言目に言われると思っていなくて
あまりの衝撃に反応出来なかった。

私は下っ端だからと言って別に
彼を嫌っているわけではなくて
ただ単に仲良くしようと思っていただけだった

やめる?何を言ってるんだろう
私の道を決めるのは私ではなくて君らじゃないか



突然の雰囲気に慌てて
前髪が特徴的な男の子が仲裁に入ってきた




「初めましてなのにやめなよ悟
困ってるだろ」

「ホントの事なんだよ」




反応出来なくて苦笑いで居ると
舌打ちされてそっぽ向かれた。




もう1人、窓の外をずっと見て興味なさげな女の子。
......なんか皆ガラ悪い。




これからの事を心配しながら
溜め息を吐いてその子の後ろの席へ座った。

















.

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作者名:蟻子 | 作成日時:2023年10月1日 10時

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