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「あっち〜、なぁアイス食べへん?てか食べよう。」
「だめっ!私今ダイエット中なの!」
「またダイエット始めたの?」
「前は2日でリタイアしてたな。」
「うるさい!今度はほんとだもん!続けられるもん!」
夏の暑い日、いつものように歩いて帰っていた。
幼馴染の勇太と玄樹と私、それから高校で大阪から引っ越してきてご近所さんになった廉。
もうこの暑い夏もこの4人で迎えるのは2度目だ。
「俺はやっぱ我慢できひん!コンビニ寄ろっ!な!」
「僕も食べる〜。この暑さじゃ溶けちゃうよ。」
「俺も。」
「…。じゃあ…。私も食べる。」
「「「そうなるよね〜。」」」
私のダイエットをするという宣言も虚しく1日目にしてリタイア。
「もう私が太ったら3人のせいだから。」
「はいはい、何とでもいい、はい、これみゅうの。」
「ありがと。」
「それにしてもアイス食べたぐらいで太らないでしょ?」
「うわっ、出た、ガリガリ君め。」
「おい!誰がガリガリ君だよ!」
「うるせっ、勇太はだまれっ、いくら食べても太らないんだろ!」
「ふっ、勇太黙れやってよ?」
「廉も太らない体質のくせに。それから玄樹もね。」
「まぁ、僕は野球してるしね?」
「しゃーないやん、太らへんからな。」
「あああああ!もう!私だって痩せたいのに!」
文句をぶつぶつ言うものの、私はこの時間が好きだったりする。
玄樹が部活だったりほかの2人も用事があったりで4人全員でいない日はなんか物足りない。
やっぱり4人でいるのが1番だと思う。
「じゃ、また明日〜」
「ほなまたな〜」
「「また明日ー」」
帰り道先に家に着くのは廉と勇太。そこから少し歩くと私と玄樹の家に着く。
「はぁ、せっかく痩せようと思ってたのに。」
「まぁまぁ、アイス美味しかったでしょ?」
「うん。」
「じゃあ良いってことにしよ!やっぱり美味しいもの食べて幸せなのがいいじゃん!」
「玄樹は太らないから。」
「も〜、まだ言ってる〜。みゅうも細いくせに。」
「お世辞はいいですよーっだ。よし、じゃあまた明日ね。」
「うん、また明日。」
「ばいばーい。」
玄樹は私より先に家に着くのに1回通り過ぎて必ず送ってくれる。朝も同じ。
こうゆうところは男らしいなって思う。
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M(プロフ) - 初めまして!続きが気になります…!応援しております(^^) (2020年1月6日 7時) (レス) id: db133f64b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅう☆げん | 作成日時:2019年7月8日 9時