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キーンコーンカーンコーン
「玄樹ー？食堂行かへんの？」
「…んー。」
「げーんーき！起きて！」
「…。」
「玄樹！戸塚先生怒ってる！」
「ご、ごめんなさい！！…？ねぇ、いい加減その起こし方やめてよ、紫耀。」
「いやいや、玄樹が寝てんのがそもそも悪いやろ？笑 もう俺腹減った〜。はよ行こや〜。」
「わかったわかった。」
同じクラスの平野紫耀。1年のとき班が一緒で仲良くなってからかれこれ3年。3年間ずっと同じクラスだ。
天然でぬけてるけど…。笑
本当はしっかりしてるとこもあるんだよね。最初こそこいつなんなのって思ってたけど、今ではいてもらわなきゃ違和感があるぐらいの仲。
「にしても玄樹寝てるとき顔色悪かったな？体調悪いん？」
「んーん。別に。」
「そっか。今日なに食べよーー！岸くんが奢ってくれる予定やからなー。」
体調は悪くない。だけど。
また見たんだ。最後のお花見の日の夢を。
ザワザワ
「あ、紫耀！おっそーい！」
食堂に着くと席をとってくれていたかわいい後輩が僕たちに向かって大きく手を振っていた。
「ごめんごめん、玄樹が起きへんねんもん。」
「えー、僕のせい？…ごめんね？海人、廉。」
「いや！ゆーて俺らも待ってへん！笑 海人待った風にすんなって！笑」
「わ、ばれた。笑 うん！今来たとこ！岸くんと神は先に買いに行ったよ〜。」
大きく手を振ってくれたかわいい癒し系！って感じの子の方が�盒恭た諭�1年生でダンス部。紫耀の後輩なんだけど、まぁこれが懐いて懐いて。笑
紫耀見た目がイカツイから初対面だとよく怖がられるのにね、珍しく懐かれて本人も喜んで、そっから仲良くなったって感じかな。
そしてその横にいるのが永瀬廉。海人の親友らしくて気付けば僕たちとも打ち解けてた。同じ1年生でこちらはサッカー部。これまたうまいんだよな〜。まぁ僕はサッカーわかんないけど、サッカー部のキャプテンの宮近が言うんだからうまいんだろうな。
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作者名：みゅう☆げん | 作成日時：2019年4月11日 11時
