ホントの恋なんてない！【黒尾・赤葦】

京治 side ページ18

誰がこんな…

Aに宛てて書かれた大量の手紙

内容が酷すぎる

これじゃ、ストーカーとなんら変わらない

たくさんの写真と狂ったように語られた愛

俺はAを保健室のベッドに寝かせた後、その側で手紙を読んだ

まだ先生には話してない

Aなら絶対に言わないでって言うと思うから

でも、誰が…

俺はソイツからAを守りたい

Aは人からの愛を拒絶しているところがある

それが誰のせいなのか誰なら治せるのか

俺にはわからない

でも、俺が治してやりたい

俺が側でAと笑ってたいんだ

そう考えてるとAが目を覚ました

赤「！大丈夫？」

あ「ん…ここは…保健室？」

赤「そーだよ」

あ「そっか…連れて来てくれたんだね…ありがと」

赤「うん…それよりもう少し寝てなよ」

俺は一旦教室に戻ろうとAの側から離れようとした

そしたら

あ「待って！」

そー言って俺の服の袖を掴んだ

あ「まだ…側にいて」

その顔は赤くなっていた

赤「///わかった」

俺はそう言ってAの手を握りながらベッドに寝かしつけた

あ「京治ありがとね」

Aはそう言って再び目を閉じた

俺はさっき以上にAを守りたいと思った

そして今まで以上に彼女を愛おしく思った

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