抱きつき症候群 【御幸一也】

8話 ページ10

沢｢初音さんここはどうやるんだ？｣


初｢あ、これはこの公式に当てはめて解くの。｣


沢｢お！なるほど！｣


春｢あ、僕もここ聞きたい。｣


倉｢初音教えるのも上手いな。｣


初｢え？そうですかね？｣


御｢そうだな〜自分の勉強もやりながらなら相当だな。｣



1年で集まって中間試験の勉強中...


何故か、御幸先輩と倉持先輩までついてきた。



倉｢ゴールデンウィークには普通に合宿と練習試合あるしな、今やっとかねぇと！｣


御｢確かにな...｣


沢｢よーし！数学のワーク終わったぜ！｣


初｢じゃあ答え合わせする？｣


沢｢おう、頼む！｣


初｢応用以外は正解してるよ。｣


沢｢えーうそ！全問正解のつもりだったのに！｣


倉｢お前にそれは無理だろ。｣


春｢僕は正解してた。ありがとう、初音さん。｣


初｢どういたしまして。｣


沢｢あ、そういえば初音さんはなんで頭いいの？なんのためにこんなに勉強してるの？｣


初｢え？自分が大人になって困らないためかな。｣


御｢初音って将来の夢とか決まってんの？｣


初｢はい、看護師になりたいです。｣


春｢現実的かつ立派な夢だね。｣


初｢そうかな？｣


沢｢お、俺も頑張る！応用のとこもっかい教えてくれ！｣


初｢え？あ、うん。｣


倉｢沢村のやつ初音に影響されたな。｣


御｢まぁ、いいんじゃね？いい方向なんだし。｣

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