桐嶋兄弟の真ん中 2 【Free!】 (ページ8)

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尚くんページ8

Aside

次の日

私は早速尚くんに連絡した

電話をかければ2コールなると尚くんの声が聞こえた

「もしもし尚くん、久しぶり」

尚「A、久しぶりだね。元気にしてる？」

「うん、尚くんも元気そうで」

尚「そういえば、夏也から聞いたけどスポーツトレーナーになりたいんだって？」

「うん。実は今日電話したのもその事で相談があって。
……でもなかなか志望校が決まらなくて、先生からもそろそろ決めろって言われてる」

尚「そりぁもう3年生だからね」

「どうして尚くんは今の大学に行こうと思ったの？」

尚「自分の考えと大学の方針が似てた、からかな」

「へー」

尚「オレの思うAに合いそうな大学をいくつか後でメールで送るからもし良かったら参考にして」

「尚くん大学生になってすぐなのに、ありがとう」

尚「全然大丈夫だよ。親友の妹だからね、オレに出来ることあったら何でも言って。相談にものるから」

「うん、また何か気になったこととかあったら連絡するね」

尚くんとの電話を切るとメールで大学の資料が送られてくる

10校くらい目を通すと1つだけ気になる大学があった

"燈鷹大学"

東京にある大学だ

その大学にある健康科学部理学療法学科

すぐにネットで調べる

燈鷹大学はスポーツを中心としている学部が多く
この学科ならとりたいと思っている資格もとれる

それから日にちが経ち沢山の大学の資料に目を通した

尚くんや母さん、担任とも話をして結果的に
第1志望は燈鷹大学に決まり滑り止めとして受ける第2志望校も第3志望校も東京の大学にした

やっと志望校が決まり母さんや担任はホットした表情を見せ、いろいろと相談にのってくれた尚くんにはお礼の言葉を述べた

お兄ちゃんと父さんにも一応と思い志望校のことを伝えておいた

担任によると私の成績だと学校推薦で行けるらしいが私は実力で行きたいためその話は断った

推薦はその学校の代表生徒になること

校長や教頭のことを悪く言うつもりは無いし学校のことが嫌いなわけではないが他の評価のための道具になるつもりはない

お兄ちゃんにその話をすると案の定、笑われたがその後

『お前らしい』

と言われた