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横顔 ページ29

煉獄side

しばらくして

『煉獄さん、すみません
奥で少し話せないことがあって……
雛鶴さんに運んでもらってしまいました』

目元を腫らした彼女が戻ってきた

聞きたい、奥で何を泣いていた?
なにか力になれないか?


そんな言葉を噛み殺して俺は答えた
できるだけ明るく、彼女を傷つけぬように


「なに!気にする事はない!!
雛鶴さんが運んでこようと、君が俺のためにたててくれたことに変わりはないだろう!!」


そう言うと彼女は少し安堵したようで少し微笑んだ




『煉獄さん、お隣失礼してよろしいですか?』

「あぁ!座ってくれ!」


そう言うと彼女は俺の隣にちょこんと座った

隣に座った彼女を横目でちらりと見る
彼女をここまで近くで見るのは初めてだった


彼女の髪は綺麗に結われて
微かに香る石鹸の香りはいい香りだった


『煉獄さん?』




彼女が俺の名を呼び、俺を見つめる

“君が欲しい”

そう言えば君は俺だけのものになってくれるのだろうか



「すまない!あまりにも茶が美味くてな!
よもや、穴があったら入りたい!!」


『本当にお上手ですね』

「本当にそう思っているぞ!」

『ありがとうございます』

そう言ってまた、彼女は少し頬を赤く染めた




きっと彼女にとって俺はただの客の1人でしかないだろう








ただ、彼女にとって特別な存在になれたら
等と柄にもなく思う俺がいた

一枚の紙→←零れた言葉



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Miyuki(プロフ) - 杏寿郎最推しさん» 読んでいただきありがとうございます( ´ ` *)キュンキュンして頂けているのならば良かったです!同じ煉獄さん推しの方に出会えて嬉しいです!ありがとうございます(*・ω・)*_ _)ペコリ (2020年7月29日 21時) (レス) id: 07ac9a1952 (このIDを非表示/違反報告)
杏寿郎最推し - この度は読ませていただきました(*'▽') お話の内容にもうキュンキュンです(・∀・)ニヤニヤ ちなみに、名前で分かると思いますが、杏寿郎最推しです←うん。分かった。はい。  これからも、頑張ってください(^-^)    (2020年7月29日 2時) (レス) id: 71e348d052 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Miyuki | 作成日時:2020年6月22日 17時

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