零れた言葉 ページ28
煉獄side
Aが茶をたてに奥へ入ってから随分と時間が経った
戻っても来ない
何かあったのだろうか?
怪我でもしたのか?
心配になった俺は
席を立ち奥へ向かおうとすると
「煉獄さん、お待たせ致しました」
1つの声がした
しかし、彼女の声ではない
前を見ると宇髄の奥方の1人雛鶴さんがいた
彼女は俺の横を通り過ぎ、俺が座っていた席に
1杯の茶を静かに置いた
「…………あぁ、すまない!ありがとう!」
せっかく奥方が持ってきてくれた茶だが
正直言うとAのたてた茶が飲みたかった
いや、きっとこの茶もうまいのだろう
俺がそんなことを悶々と考えていると
「煉獄さん、そんなお顔をしなくとも
このお茶はAちゃんがたてたお茶ですよ
Aちゃんは奥で片付けを少ししているだけです
直ぐに戻ってきます」
雛鶴さんの顔を見ると
彼女はクスリと笑い俺を見ていた
俺の思っていたことを全て見透かされ
俺はどんどん恥ずかしくなり
「よもや………、やはり気づかれていたか」
と無意識に呟いてしまった
慌てて口を押さえるも
それはもう俺の口から零れ落ちていて
取り消すことは出来なかった
「えぇ、気づいていました」
彼女はそれだけ言うと宇髄の元へと戻ってしまった
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煉獄さんが雛鶴さんのことなんて言うか分からないのでとりあえず“雛鶴さん”にしました!
原作読んでないので、もしそういう場面がありましたら
煉獄さんは雛鶴さんのことこう読んでたよ!
と教えて頂けると嬉しいです!!
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Miyuki(プロフ) - 杏寿郎最推しさん» 読んでいただきありがとうございます( ´ ` *)キュンキュンして頂けているのならば良かったです!同じ煉獄さん推しの方に出会えて嬉しいです!ありがとうございます(*・ω・)*_ _)ペコリ (2020年7月29日 21時) (レス) id: 07ac9a1952 (このIDを非表示/違反報告)
杏寿郎最推し - この度は読ませていただきました(*'▽') お話の内容にもうキュンキュンです(・∀・)ニヤニヤ ちなみに、名前で分かると思いますが、杏寿郎最推しです←うん。分かった。はい。 これからも、頑張ってください(^-^) (2020年7月29日 2時) (レス) id: 71e348d052 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Miyuki | 作成日時:2020年6月22日 17時