柱最強の雪柱は炎柱の前では最弱のようです

妹のようなやつ ページ14

不死川side


初めて会った日、俺はこいつを妹のように感じた
別に顔も性格も全く似てねぇのに何となく、そう思った



普段なら他のやつに声なんかかけようとも思わねぇのに雪柱が困っている顔を見て｢雪柱、何に困ってたんだ？｣って声をかけちまった

そして今も俺の後ろをソワソワしながら着いてくるこいつは本当に妹のようだった

｢おい、雪柱ァ｣


『な、なんでしょうか？』


｢俺のこたァ風柱様じゃなくていい
どうせ柱同士だ不死川とでも呼べ｣



俺がそういえば一瞬驚いた顔をした雪柱は声を出して笑った


｢何がおかしい？｣


『あ、気を悪くされたなら申し訳ございません
ただ、炎柱の煉獄さんにも同じことを言われたもので』



そう言いつつも少し嬉しそうな雪柱はまるで小さな子供のように俺の隣に来て笑った



『不死川さん、ありがとうございます』


｢あぁ｣



少し照れくさくなり、こんなことしか言えなかった



『私のことも好きに呼んでくださいね？』



隣を見れば雪柱は何と呼ぶのか期待する眼差しで俺を見ていた



｢あぁ、わかったよ……………A｣




そう言うとAは満足そうな顔をした
そんな顔も妹とよく似ていて、可愛らしいと思った

お茶とおはぎと（タイトルのみ変更しました）→←風柱様

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