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消えた闇の花 ページ7

Aside



太宰「…きて……起きて!A!!!」

「……んっ……何?」



何事?!ってくらいの大声で
太宰は私を叩き起こす



「どうしたの?」

太宰「……鏡花ちゃんが……消えたんだ…」

「…鏡花が消えた?」



私は慌てて視線を横のベッドに移す

さっきまで其処で眠っていた鏡花は
何処にもいなかった



「なんで……」

太宰「今敦くんと賢治くんが探してる
私もこの近辺を探すつもりだ
そう時間はたってな…………………」



太宰は何かを私に話しているようだったが
私はその内容が全く頭に入って来ない

”鏡花がいなくなった”
その現実を飲み込めずにいた



太宰「A!A!!」

「…っ」ハッ

太宰「大丈夫……じゃなさそうだね」

「ごめん。私鏡花を探してくる」




私は勢い良く立ち上がり
医務室を出て探偵社を飛び出した




「ほんと、出会ったときからずっと
手間ばっかりかけさせるんだからっ!」



マフィアの活動が活発になる夜まであと数時間
それまでになんとしても鏡花を見つける









−−−−−−−−−−−−−−−−−
鏡花side




海に浮かぶオレンジの太陽
もうすぐ日が沈む……



鏡花「そろそろマフィアの時間だ…」



夜になればポートマフィアは活発になる
そうなれば一人でいると必ず捕まる

けど、これがAを守る唯一の方法

私が一緒にいたらAは
傷つくだけ

だから



鏡花「さようなら…」



海に向かってそう呟くと
私は海に背を向け歩き出す



隆一「何処に行くつもりかな?」

鏡花「…っ!!!」



進行方向にいたのは隆一だった

私は無意識に短刀を握りしめ
隆一から距離をとった



隆一「クスッ…そんなに驚かないでよ
僕は君を傷つけに来たわけじゃない」

鏡花「…………」

隆一「その目つき…やっぱり君はヤミノハナダ」




まるで怪物のような恐ろしい声
聞いてるだけで躰が震え出した

隆一から発せられる殺気は
私の躰を鎖のように縛り上げる




隆一「一つ助言しといてあげるよ
今の君では




















































Aは守れない」

鏡花「…っ!!」



その言葉を私の心を貫いた

月と花は闇へと→←闇の花の決意



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ミルクチョコ - れいかさん» そう言っていただけると書く力湧いてきます!!!頑張って更新していきます! (2019年12月11日 10時) (レス) id: 7bad47f6ce (このIDを非表示/違反報告)
ミルクチョコ - 宮園 瑛里華さん» ありがとうございます!!頑張って更新していきます! (2019年12月11日 10時) (レス) id: 7bad47f6ce (このIDを非表示/違反報告)
れいか - 私、文スト大好きで、しかも太宰さん推しです!すごくこの作品好きで、楽しみにしています! (2019年8月6日 22時) (レス) id: 691c487e62 (このIDを非表示/違反報告)
宮園 瑛里華(プロフ) - すごく楽しいです!続きが気になります!更新大変だと思いますが頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年7月17日 2時) (レス) id: e2d3d76e70 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクチョコ - ご指摘ありがとうございます!!確かにドッグスで犬達てすもんね(汗)これからも精一杯がんばりますので最後までお付き合いくださいm(_ _)m (2019年7月13日 12時) (レス) id: 7bad47f6ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミルクチョコ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年7月8日 0時

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