マフィアと探偵社は違う ページ43
敦side
敦「………あの、国木田さん」
国木田「どうした、敦」
僕が恐る恐る国木田さんの名前を呼ぶと
何かを察した様に返答する
敦「その、太宰さん……どうしたんですか?」
国木田「………俺も同じ事を思っていた」
僕と国木田さんは目の前の男性に
視線を向けじっと見つめる
僕達の目の前には
"真面目に仕事"をしている太宰さんが…
朝からずっとパソコンと睨み合いをしている
敦「何か変な物でも食べたんでしょうか?」←
国木田「またあの変な茸か?」←
可笑しい
いや、仕事真面目にしてくれるのは嬉しい
でも太宰さんが此処まで真面目に
書類仕事をしてる所なんて初めて見た
明日嵐でも来るのかな?
国木田「まぁ、仕事してくれるなら別に良い
それより敦、これ鏡花に渡してくれ」
敦「え?」
国木田さんは僕に茶色い封筒を渡した
国木田「鏡花の探偵社での初めての仕事だ
お前は鏡花の助手として手助けしてやれ」
敦「____っはい!!!」
僕は心を踊らせながら
鏡花ちゃんがいる医務室に向かう
これが上手く行けば鏡花ちゃんもきっと
自分に自信を持ってくれるはず…
・
・
医務室では鏡花ちゃんと
昨日より顔色が良くなったAさんがいた
敦「鏡花ちゃん仕事貰ってきたよ」
鏡花「仕事?」
「良かったね、鏡花。初仕事だよ」
鏡花「違う…私の初めての仕事は
____人を殺す事だった」
「……鏡花」
__なんか逆に重い空気に
「鏡花、確かにマフィアでの初めての仕事は
人を殺す事だったかもしれない
でも、探偵社の初仕事は違うよ?」
そう言ってAさんは
鏡花ちゃんの頭を優しく撫でた
「…人を殺めた事は忘れてはいけない、でもね
マフィアと探偵社を一緒にするのも駄目
マフィアと此処は全く"別の世界"…違う?」
鏡花「___っうん」
鏡花ちゃんは頬を少し赤く染めて
嬉しそうに微笑んだ
鏡花ちゃんをこの笑顔にできるのは
今はまだAさんだけだ
僕もいつか鏡花ちゃんを笑顔に出来たらいいな
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ミルト* - ミカドさん» ありがとうございます!!面白いって言ってもらえるのが一番嬉しいので今めっちゃ舞い上がってます(笑)これからも頑張りますので、何卒宜しくお願いしますm(_ _)m (2019年2月21日 0時) (レス) id: 02400200e5 (このIDを非表示/違反報告)
ミカド(プロフ) - とっても面白くて、とても気にいりました!!これからも続きを楽しみにしています!頑張ってください!! (2019年2月20日 22時) (レス) id: f327cce89d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルト* | 作者ホームページ:
作成日時:2019年2月1日 13時