桜の花が散る時 ページ26
Aside
この人なら私の一番欲しかった物を
与えてくれる
この人なら私の知りたい事を教えてくれる
この人なら私を見捨てたりしない
・
そう私は信じてたのに＿…
・
・
・
・
・
・
「…本当に莫迦みたい」
太宰「…A？」
「貴方の事を信じたあの時の私を
今すぐにでも殴り飛ばしたい気持ちで一杯よ」
太宰「随分と失礼なことを言ってくれるね」
羅生門、花鳥風月、月下獣、夜叉白雪と
連続で異能を印刷したせいで私の体は
もう限界寸前で、喋るだけでも体に激痛が走る
「…これで、全てが終わる」
私は携帯の中心にある牡丹を押す
押すと同時に私が前もって
倉庫に積んでおいた爆弾が爆発した
敦「爆発？！」
国木田「真逆、爆弾を仕掛けてたのか？！」
扉は閉まっている
さっき開けた倉庫の屋根も今は閉まってる
つまり此処は密室
すぐに二酸化炭素と一酸化炭素が充満して
意識が無くなるのは目に見えている
意識飛ぶ前に火の海になって
焼け死ぬ方が先かもね
まぁ、あんな扉人虎が本気を出せば
糸も簡単に壊せば
でも、彼等は逃げれない
だって
敦「君！速くこっちに！」
鏡花「…私は一緒には行けない」
敦「どうして！！」
鏡花「…私は此処で彼女と共に死ぬ」
敦「…っ！！」
人を殺したくないと嘆く可哀想な少女を置いて
こいつ等が逃げるとは考えられないから
私はこいつ等の"優しさ"を利用させてもらう
太宰「真逆君は最初から仲間も皆
道連れにして自害するつもりだったのかい？」
「半分正解、半分不正解」
太宰「と、言うと？」
「風見と芥川がどこに居るか分かる？」
太宰「…っ」
太宰は辺りを見回す
だが、何処にも彼女達の姿は無かった
そして静かに私の携帯から声が聞こえる
風見『なんとか脱出成功
はぁ、爆弾仕掛けてるなら言いなさいよね』
携帯越しで聞こえる彼女の声は少し怒っていた
そりゃあそうですよね
何の打ち合わせも無かったもんね
御免ね。私の座右の銘は
『敵を欺くならまず味方から』だから
心の中で私は風見に謝る
風見『あと、泉のことも！貴方隠し事多すぎ！
ねぇ、桜内？聞こえてる！！ねえ、桜U((ﾌﾞﾁｯ
私は乱暴に携帯の電源を切った
御免ね風見。私はもう、そっちには戻れないの
だって此処でこいつ等を道連れにして
「死ぬんだから…」
爆音と爆風を上げて爆発は続く
さぁ、桜の花が散る時だ
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ミルト* - ミカドさん» ありがとうございます！！面白いって言ってもらえるのが一番嬉しいので今めっちゃ舞い上がってます(笑)これからも頑張りますので、何卒宜しくお願いしますm(_ _)m (2019年2月21日 0時) (
レス) id: 02400200e5 (このIDを非表示/違反報告)
ミカド(プロフ) - とっても面白くて、とても気にいりました！！これからも続きを楽しみにしています！頑張ってください！！ (2019年2月20日 22時) (レス) id: f327cce89d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルト* | 作者ホームページ：
作成日時：2019年2月1日 13時
