月が満ちていた時５ ページ25
Aside
私の思考が凍りつくのが分かる
「…なっ」
太宰「さっきはすまなかったね
どうだろう？私と取引をしないかい？」
「取り、引き…？」
太宰「君が今此処で君の組織の情報を
全て洗いざらい吐いてくれるなら
私は君を私の補佐として此処に迎えよう」
「…………は？」
太宰「私は君に惚れた
…だから君を私の側に置いておきたい
そう言っているのだよ」
いや…いやいやいや！！
全く持って話が見えないんですけど
私が貴方の補佐？ポートマフィアに入る？
え？！何？この人本当に莫迦なの？←
「私がこの組織に入るメリットは？」
太宰「私が君に愛を教えてあげるさ」
「…それは本当の愛の事？それとも体の方？」
太宰「両方ともだよ」
そう言って微笑む彼はさっきとはまるで
別人のように優しい笑顔で笑った
その時私の中で何かがプツリと切れた
嗚呼そうだ、私が知りたいのはこの笑顔
どうしたらこんなに綺羅びやかな
美しい笑顔で笑えるのだろうか
この人なら私が一番欲しかった物を
与えてくれるかもしれない
「……わかりました。その取引応じます」
太宰「交渉成立だね」
そうして彼はまた無邪気に笑った
まるで子犬のように可愛らしい笑顔で
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 207人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミルト* - ミカドさん» ありがとうございます！！面白いって言ってもらえるのが一番嬉しいので今めっちゃ舞い上がってます(笑)これからも頑張りますので、何卒宜しくお願いしますm(_ _)m (2019年2月21日 0時) (
レス) id: 02400200e5 (このIDを非表示/違反報告)
ミカド(プロフ) - とっても面白くて、とても気にいりました！！これからも続きを楽しみにしています！頑張ってください！！ (2019年2月20日 22時) (レス) id: f327cce89d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミルト* | 作者ホームページ：
作成日時：2019年2月1日 13時
