真選組には女局長が存在していた話

15話 ページ15

土方 十四郎ｼｰｽﾞﾝ

沖田「ほら、謝らねぇと鈴蘭 みゆ戻ってきやせんぜぃ？」

土方「今回俺悪くなくね？」

沖田「なんかしたやつは決まってそう言う決まり文句を言うんでさぁ」

土方「いやどっちかつぅとてめぇも加害者だからな!?デスソースマヨの恨み一生忘れねぇぞ？」

沖田「いやだなぁ、俺はそろそろクソネーズに味変が必要かと思いまして少し辛くしただけですよ」

土方「少し程度じゃねぇしお前クソネーズってなんだ切腹させんぞ」

お〜っこわっと呑気にいう総悟。
その姿が鈴蘭 みゆと重なる。
あ〜、性格似てるとこあるからな。
まぁさすがに今回は俺は悪くねぇけど!!!!強く言いすぎた節があるし、いねぇと後々困るのはこっちだからな。
それにしかも行ったところが万事屋となると。
早く行かねぇとな。

沖田「ピンポンピンポン...あ、あった」

総悟がピンポンと鳴らすと扉が開く。
その光景に俺は目を疑ったな。
なんてったって鈴蘭 みゆがでっかい服着て目を擦りながら出てきたからな。

『ふぁい...おはよ〜ざいます』

土方「お前なんだその格好」

『....？あぁ、借りた』

土方「お前男の家に泊まってその男の服着てるってこたぁ自分が何したか分かってるか？」

『......は？何するって寝た？』

沖田「は〜あ、鈴蘭 みゆは鈍感だからいけねぇや」

土方「はぁぁぁぁあああああ」

まじで本当にこいつは鈍感だ。
つぅか周りが男ばっかで男に慣れたってのもあるんだろう。
気軽に服1枚とかで出てきたり、それが真選組内ならまだいい...よくわねぇけどまだわかる。が、万事屋はダメだ。

『っというか何しに？土方さん怒ってるでしょ？』

土方「怒ってねぇから戻ってこい」

『優しい、やだ惚れるぅ〜』

土方「いいからとりあえずこれ着てろ」

『わーほれるー』

こいつ、まじで棒読みがすげぇ。
総悟が万事屋に挨拶をすませ俺らは鈴蘭 みゆと帰る。
さて説教だ。

土方「お前まず刀の強さとかがどうとかの前に生物について学べ」

『はぁー、だぁっる』

土方「まずお前男の部屋に勝手に泊まらない！これ常識!!!!」

『雷の日土方の部屋に行くのわ？』

土方「それは....、ギリギリセーフだ」

沖田「セーフなんですねぃ...鈴蘭 みゆ男はみな狼なんですぜぃ？」

『お〜、じゃあ満月だったらみんないっせいに吠えるのか〜。え、うち見たことない。ってかまって!?近藤さんは狼じゃなくてゴリラでしょ!?』

沖田「気にするとこそこじゃねぇ」

とりあえず俺らは鈴蘭 みゆにルールを決めつけた。
さすがに無防備すぎだほんと。

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