SPT-特別機密捜査班 Season2ｰ3

110.茶番 ページ16

｢お前を殺せば総監は失脚する。見てみたいんだよ。悲しみに暮れる総監を｣


あ｢あんたが？それとも御手洗首席監察官が？｣


｢総監なんてお前を使えばどうとでも脅せる｣





ふざけんな。

利用されてたまるか。






｢残念ながら総監は今も意識不明の重体。お前らが何をしようと総監は出てこない。さっさと紫音返せ｣





総監意識戻ってるけどね、と心の中でツッコんでると





かっこよく登場した、つもり？の風磨が隣に来た。




つもりってなんだよ by風磨







｢誰だお前｣



風｢そいつのヒーローでーす｣


｢は？ふざけてんのか｣






はいふざけてます。見ての通り。


ついでにいうとハンパなくバカにされてますよ貴方




でも、あながち違ってなかったり。






風｢怒んないでくださいよ。菊池です｣



｢あ"？｣



怒らせたの誰だよ


あ、元はあたしか。






イヤホンから聞こえるしげの焦る声がさっきからうるさい





｢痛ってぇなー…何してんだよ｣






もう一人の若い男も生き返った←






｢あれお前誰｣




風｢お前ちゃんと気絶させろよ｣


あ｢させたわ｣


風｢甘いんだよ｣


あ｢うるさい来んの遅すぎ｣


風｢道混んでたんだよ｣


あ｢てか背高すぎんだよアイツら｣


風｢お前がちっせぇんだよ｣


あ｢れっきとした女子なんで｣


風｢まぁそっちのがいいけど｣


あ｢ありがと｣


風｢見下ろすのにちょうどいいから｣


あ｢……｣ ゲシッ


風｢痛って｣




｢いちゃついてんじゃねぇよ！｣


あ･風｢邪魔すんじゃねぇよ！｣






さっきまで我慢してたらしいジェシーと北斗そして薮くんの笑い声が聞こえた。







風｢あいつらゾンビかよ｣


あ｢あんたもな｣


風｢俺は死んでない｣


あ｢あれそうだっけ？｣






２人の男に拳銃を向けられたまま風磨との茶番は続く







ねぇまだ？

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