SPT-特別機密捜査班 Season2ｰ3

106.作戦 ページ12

Shige Side

―――車の中

乗ってるのは何故か紫音ちゃん、健人くん以外のメンバー




あの後紫音ちゃんは



『じゃああたしこの倉庫見てくる』
『紫音本当に一人で大丈夫か？』
『大丈夫だよ』
『マジで気をつけろよ』
『わかってるって笑』


あ｢敵の陣地に一人で行くなんか危ない。ってことで、襲われてきます！｣




なんて呑気なこと言って、





いってきまーす！って大きな声で言った。









再びスイッチを入れられた盗聴器に向かって。









でも健人くんはどこいった。









嶺｢よし、おっけ。作戦通り｣





タブレットを見ながら呟いた嶺亜くん







玄｢あーあ。紫音ちゃん連れ去られちゃった｣






ん………？



は、え、はぁぁぁぁー！？








重｢紫音ちゃんが、連れ去られた！？｣






何でそんな落ち着いてるん！？ていうか電話しな！







勝｢連れ去られたというより、ついていった、かな｣





待って、そろそろ意味不明。





俺の頭が限界を迎えそう









北『健人、今のとこ作戦通り』

健『りょーかい』








風｢どこにいるかわかる？｣




勝｢さぁ、どこでしょう。ここは｣




重｢ここは、ってまさか｣






勝｢腕時計に小型カメラ、だよね｣



嶺｢ついでにGPSと盗聴器も｣





薮｢久龍に仕込みまくったなお前ら(笑)｣






SPT｢(￣ー+￣)｣







重｢薮さん知ってたんすか！？｣






薮｢(￣ー+￣)


お前がトイレいってる間にな｣








怖い。怖すぎる。






勝｢音声解析するよー｣





かすかにきこえる音





薮｢なんだ？商店街の掛け声か？｣



北｢飛行機っぽい音もする｣



重｢車…？バックしてる音？｣



風｢大型トラックだろ｣







嶺｢商店街の掛け声に、飛行機の離着陸、大型トラック…｣






嶺｢紫音ちゃんを乗せた車が向かってるのは、ここだ！｣






勝｢商店街、運送会社、空港。間違いないね｣






北｢薮さんここ向かって！｣


薮｢りょーかい！｣







勝｢じゃ、また後で｣






重｢え、勝利くん降りんの？｣




勝｢やることあるんで｣



ジ｢See you later.｣









やることって、なんや………

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