13話 ページ14
デスコンダクター「ワタシはユウリと一緒にいなきゃいけない！一緒にいないとユウリの願いが叶わない！」
ユウリ「僕の願い…？」
デスコンダクター「昔、ワタシのサーカスショーを見に来てくれた時に言っていたじゃないか！」
デスコンダクターはヨロヨロとしながらも！必死にユウリに語りかける。
そんなデスコンダクターを見たユウリは、幼少期の事を思い出した。
.
賑やかなテントの中。
華やかな色使いに、楽しい音楽。
両親とサーカスショーを見に来ていたユウリは、サーカスが始まる前というのにもう目を輝かせていた。
デスコンダクター「(ワタシは、移動式サーカスの団長を勤める、機械仕掛けのカラクリ人形だった。)」
中央の台にスポットライトが当たり、デスコンダクターが見える。
両手を上げたデスコンダクターが指を鳴らすと、楽しいショーの始まりだ。
デスコンダクター「ショウタイム、カモン！」
ライオンは日の輪を潜り、ゾウは逆立ちをする。
ユウリはそんな楽しい光景と、鞭を打ち逆立ちをする、カラクリ人形に目を奪われたのだ。
その後も熊が玉乗りをし、沢山の見たこと無い仕掛けを見たユウリ。
そしてステージに上がったユウリは、デスコンダクターことサーカス団長にこう宣言したのだ。
ユウリ「いつか僕も、すっごいビックリするようなことして、皆を笑顔にしたい！」
サーカス団長「(色んな街でショーをして来たが、こんなに純粋でキレイな目をした子は初めてだった。
その後、壊れて使い物にならなくなったワタシは、ゴミ同然に扱われ、誰にも注目されずに怨霊になった。)」
.
サーカス団長「そして、皆に注目されたいという気持ちが、皆を笑顔にしたいというユウリの気持ちと共鳴して…！」
『ユウリ君に取り付いたんですね…。』
悲しい目をしたAは、サーカス団長の言葉の続きを告げた。
まるで、その先に言う残酷なことを分かっているかのように。
サーカス団長「そう。そして、彼に特別な力を授けた。」
ユウリ「あなたのお陰で僕は超能力者に…？」
サーカス団長「あぁ。でももうお別れのようだ…。」
淡い光に包まれていくサーカス団長。
ユウリは手の中にいる小さな人形を、悲しそうに見つめる。
ユウリ「そんな…！」
サーカス団長「さようなら、ユウリ！」
サーカス団長はそう言うと、細かな光へと変わって、消えた。
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ふらっぺ(プロフ) - ちーさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！ 少しずつですが、時間のある時に更新していくので亀の歩行を見守る気持ちで待っていてください((( これからも頑張りますね！応援よろしくおねがいします！ (2022年5月17日 21時) (
レス) id: 5173fe343f (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 続きまってます！頑張って下さい！ (2022年5月16日 15時) (レス) @page34 id: 260906d624 (このIDを非表示/違反報告)
朱音@とれめい - ふらっぺさん» (´;ω;`)ありがとう…！いつか最高のクオリティーで！！ (2022年5月14日 21時) (レス) @page34 id: 8235c84220 (このIDを非表示/違反報告)
ふらっぺ(プロフ) - 朱音@とれめいさん» そっか……無理しないでね！ 何回も言ってるけど、いつでも待ってるから！また描けそうだな〜って時にでも描いてくれたら嬉しいな(*´ω｀*) (2022年5月11日 18時) (レス) id: 5173fe343f (このIDを非表示/違反報告)
朱音@とれめい - 花白ちゃんの絵没になりそう…( ；∀；) (2022年5月10日 18時) (レス) id: 06b52c3368 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふらっぺ | 作成日時：2021年11月25日 17時
