chapter59 ページ14
安室side
彼女を車で家まで送ったあと、いつものように部屋で書類をまとめていた。
一区切りついたところでコーヒーを飲みながら、何気なくパソコンのフォルダに入っている1枚の写真を表示した。
そこには若き警察学校時代の仲間たち。
その写真を見つめていると、つい懐かしさがこみ上げてくる。
「…………。」
そこにはもちろん、あいつもいてよく見たら彼女にほんの少し似ていると思った。
今日彼女に松田のことを話そうと思っていた訳では無い。
ただ、自分の行動によって彼女にとっての嫌な記憶を思い起こさせてしまったため、責任をもって伝えなければいけないと思ったからだ。
だがそういう流れだったとはいえ、
まさか自分の正体を口走ってしまうとは＿＿
「…俺は、まだまだ甘いようだ。」
どうにか自然と誤魔化せたのはよかったものの、次はない。
あいつに彼女を頼まれたからには、危険な目には決して合わせてはいけない。
＿＿＿気を引き締めなければ。
パソコンの電源を落とし、ベッドに横になる。
「明日は本庁……の前にポアロか。」
携帯の画面を見るともう3時を回っていた。
＿＿90分は横になれそうだな。
アラームをセットし目を閉じた。
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なみだうさぎ(プロフ) - レモンさん» ありがとうございます！！更新不定期で大変申し訳ないですが、できる限り期待に応えられるよう頑張ります！！ (2018年10月14日 1時) (
レス) id: e3d8bdb6e6 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - 続編の移行おめでとうございます！私も楽しみに今後の展開待ってます。 (2018年10月13日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なみだうさぎ | 作成日時：2018年7月17日 21時
