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chapter57 ページ12

話がいったん落ち着いたところで、私はずっと気になっていたことを安室さんに聞いてみた。



「あの、ずっと気になってたんですけど…」

「なんだ?」



私がさっきからずっと気になっていたこと。

それは__




「安室さん、なんか雰囲気違いません…?」




そうなのだ。

さっきの安室さんの登場から今の今まで、安室さんが安室さんじゃない感じがしてしょうがないのだ。

話し方もいつも敬語なのにタメだし、顔の表情もいつもと違って冷たい感じというかなんというか…。



とにかく、あなたは誰ですか状態に陥っている。




「…そう、ですか?僕は僕ですよ。」




そう言って今度はいつもの安室さんに戻った。

けどそれがどうにもいつも以上に嘘くさくて、私は負けじと言及する。




「…嘘。表情も話し方も、いつもと違いました。それに___」




1番引っかかった点がある。


まだ断定は出来ないけど、たぶんこれを聞けばあむは白状するはずだ。





「どうして今、私に松田さんのことを話したんですか。」




なぜ今か。

それはたぶん、さっき私が逃げた理由にある。


たぶん安室さんは私が逃げた理由を知ってわざわざ追ってきたんだと思う。


どうやって知ったのかは、わからないけど。



そんな安室さんはと言うと、深いため息をついて諦めたかのように口を開いた。




「さすが、松田の妹だな。」



少し笑ってそう呟く姿は、もう私の知ってる安室さんではなかった。




「俺と松田は警察学校の同期だ。」


「……ん?」




まって。

高校の友達とかじゃなく?



警察、学校…?



安室さんが…?





「はああぁあぁあぁああぁああ?!」

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なみだうさぎ(プロフ) - レモンさん» ありがとうございます!!更新不定期で大変申し訳ないですが、できる限り期待に応えられるよう頑張ります!! (2018年10月14日 1時) (レス) id: e3d8bdb6e6 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - 続編の移行おめでとうございます!私も楽しみに今後の展開待ってます。 (2018年10月13日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なみだうさぎ | 作成日時:2018年7月17日 21時

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