こんな感じが丁度いい。【小野大輔】

年越し討論 ページ45

この年もあと数日で
幕を閉じようとしている頃、

小野夫妻は話し合いをしていた。
ズバリそれは


『どこで年を越し何をするか』

｢去年各々実家帰ったから今年は2人で年越さない？｣

『決定。で何する？』

｢年越しそばは食べたいよね｣

『関智さんに頼んでお蕎麦のそばだけ作ってもらえないかな』

｢Aから言えば作ってくれそう｣

『よし今から連絡だ。』


と、スマホの画面と
にらめっこし始めた奥さん。

去年は2人とも年末ギリギリまで仕事がなかったらしく余裕があったために故郷へ帰って年を越した。

その時は電話であけおめーっていって終わったらしい。

でも今年は2人とも有難いことにギリギリまで仕事だったらしいから、お家で年を越すんだとか。


『関智さんからのＯＫを確認』

｢流石ですなAさん｣

『明日午後現場かぶるからすぐ作るって。』

｢なんか申し訳ないな｣

『午前中お酒買って
プレゼントしとくから任せて。』

｢ごめんよー、本当は俺も行かなきゃないんだけどね｣

『仕方ないよ朝から仕事なんだし』

｢感謝するぜよ｣

『年越した瞬間大輔ママとパパにすぐ電話入れなきゃ』

｢なら俺もAのパパとママに電話するよ｣

『どんな反応するかな？』

｢家のおとんおかんは喜ぶよ多分｣

『ちょっと楽しみかも』



なんて2人で笑いながら、

何して過ごそうかと楽しく考えた。

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