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「A…!!!」
勢いよく玄関のドアを開け、Aの元へと走る
「ユンギさん…」
Aは虚ろな目で振り返った
所々に涙の跡
周りを見れば、無残な姿になってる家具が散らばっていた
涙の跡を指でこすり
「…一体何があったんだ?」
そう問うと
Aの目元から涙が溢れた
「お父さんが…お父さんが…」
お父さんと繰り返すAをぎゅっと抱きしめた
「焦らなくていい、ゆっくりでいいから」
そう言って背中をさすると
「ユンギさんっ…」
俺のシャツをぎゅっと握り顔を上げた
「グクが…お父さんに連れていかれたんです…!」
絞り出すように声をあげた
「ずっと逃げてきた罰なんですかね…
私は幸せになっちゃいけないんでしょうか」
俯くAに今度は強く抱きしめた
「そんなことない!
お前が幸せになっちゃいけないなんて誰が決めたんだ!お前には誰がいた?幸せだと思う時に側にはいつも誰がいた?」
「…っ…グクです…」
「だったら、グクを助けることが今やるべきことだろ!今、そんなことを考えてる場合じゃない
グクだってお前を待ってるかもしれないんだから」
そう言ってAを離した
「お前は一人じゃない。
俺が今よりも幸せにしてやる。」
Aは一瞬目を見開いたが強くうなづいた
「ユンギさん…ありがとう…」
Aは微笑むと立ち上がり俺に手を伸ばした
「一緒にグクを探してください、お願いします」
さっきの虚ろな目とは違い真剣な目で俺を見つめた
「当然だから」
そう言って俺はAの手を掴んだ
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ちむちむ - ひゃー!2チュッカハムニダ〜!!!このお話大好きです!ゆんちゃんに惚れました///じんくん笑ぐく可愛い!ホビかっこよ!頑張って下さい! (2018年10月22日 19時) (レス) id: 44bb68e7e6 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 夜遅くにスミマセンw(いつまで起きてんだよ)今後ともよろしくお願いします!!この作品一番大好きなんです! (2018年10月21日 0時) (レス) id: 877a29c23d (このIDを非表示/違反報告)
はる - こんばんは!!(実は最初からずっと読ませて貰っててコメ書いてあると思い見たらなかった!)←あれ?書いて無かっただけ?タブン、ソウ... お久にこの題名が載っててあぁ!となり来ました。(久だったので最初から読みました)ぐぅ可愛すぎw 更新応援してます!! (2018年10月21日 0時) (レス) id: 877a29c23d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のんちゃん | 作成日時:2018年10月20日 17時