#219 な「先生が頑張って花火打ち上げてくれたらしいよ！」 ページ37
るぅとside
「わ、花火」
屋上で僕の声は白い息と共に夜空へ消えていく。
「秋...冬？に花火見れるなんて思わなかった」
「僕もです」
屋上のドアを開け、フェンスに手をかけて見る花火。
あの時と同じくらい綺麗だった。
「あ、の。ころちゃん、あの時の好きの返事。言った方がいいです...よね？」
「.........っ」
明らかに身体が固まる彼。あぁ、やっぱり。
「あの場の雰囲気に流されてついポロッと言ってしまった...って所ですか？」
「...う、ちょっと調子とテンションが爆上がりで...まぁ...」
言い訳をするように両手を僕の前にかざし、ごにょごにょと言葉を並べ立てるころちゃん。
あーもう、仕方無いですね、無かった事にしましょう。
これからも、いつも通り＿＿＿。
そう言おうとした時、微かに耳に届いた一言。
「...で、でも、本音...だから」
「........................」
僕は笑顔のまんま、沈黙。
意味を理解するのに時間がかかった。
「............それは、つまり？」
「〜〜〜っもう！！僕の意気地無し！！」
いや自分にキレられても困るのですが。←
「カッコつかないし、ここでちゃんと言う！るぅとくん！！」
「え、あ、はい」
暗くても分かる程真っ赤な顔で彼は右手をグーにして僕に向けた。
「......？」
何か分からずはてなマークを浮かべているとボソリと彼は呟く。
「...誕生日プレゼント」
「へっ！？」
右手が開くとそこには銀色のチェーンが付いた...ネックレス！？
「えっちょっまっ」
アワアワとふところちゃんの首元を見ると彼の右手に持っている物と似たようなネックレスが付いていて...
え。お揃い？
僕の心の声が漏れていたのか俯いていた顔を上げるころちゃん。
僕の視線がころちゃんの首元に向いているのに気付いた彼は急いでパーカーで隠すがもう遅い。
「......また、お揃い？」
「る、るぅとくんに似合いそうだなって思って...僕も気に入ったから買っただけ。いらないなら...」
スっとそれをしまおうとする手を僕は両手で握り締める。
「あ、いえ！嫌な訳じゃなく...むしろ嬉しいです、受け取らせてくださいっ！ありがとうっころちゃん！」
「...そ、か...良かった」
安堵したらしく、いつもの笑顔で微笑んでくれる彼は僕の元へ1歩近づき、首に手を回した。
直後、シャランと金属がぶつかる音。
「！？」
「...遅くなっちゃったけど、誕生日おめでとう」
#220 こ「あー泣けてくる...主人公の青春(アオハル)だよね」→←#218 ジ「いやぁ良い劇やったな！寝とったけど」←
らっきーすとぷりめんばー！
るぅとくん＆ジェルくん
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鈴音(プロフ) - はちみつ。さん» はちみつちゃん！！ボードで話してたけど！おひさ！！ボードで話してたけど！←あっりがとぉぉ！お楽しみに！！ (2021年1月17日 8時) (
レス) id: 4c30bef867 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - ありす君さん» 青＆黄は永遠ですよね...(脳死) (2021年1月17日 8時) (レス) id: 4c30bef867 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ。(プロフ) - すずちゃん！！！すき！！！I LOVE YOU！てか久しぶり！続編も楽しみにしてまぁぁぁあす！！ (2021年1月17日 8時) (レス) id: 332114d2f5 (このIDを非表示/違反報告)
ありす君 - 鈴音さん» 有難う御座います！URL貼れるように、頑張ります！僕も青君と黄君は最推しです！ (2021年1月10日 22時) (レス) id: 844fa85ee9 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - ありす君さん» 青くんと黄くんは最推しなのでつい純粋に書いてしまいますw貼れる時に貼ってくれれば名前だけでも大丈夫ですよ！ (2021年1月10日 11時) (レス) id: 4c30bef867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴音 | 作成日時：2020年7月19日 10時
