君の願いを叶えるには。vol.5

#214 Snow White Story ー姫の死 入れ替わる少年？ー ページ32

《7人家族は家に帰ると、白雪が死んでいる事に気付きます》

「あぁ、きっとあの継母(ババア)の仕業だ」
「白雪は性格は悪いが良い子だったのに...」←

「燃やすなんて可哀想、棺に入れて山に置いてあげましょう」



《家族等は、意図せずとも無意識に白雪の死体を腐らせる気満々でした。←

山の麓に綺麗な棺に入れた白雪を置いて、7人家族は悲しみながら家へ帰ります。

そんな彼女を2日後、とある少年が白雪を発見しました》

「......この子は...今行方不明になっていた白雪...？？」
「(あ、やっとさとみくんの出番...)」(←るぅと、心の中)

《元から白雪に心惹かれていた少年は白雪を棺から出し、抱き締めました》

「あぁ、こんなに温かい...ん？温かい...え？まさか生きてる？」
「......生きてるよ」
「え？そこは死んどきなよ？」
「酷い言い様ね！！ってか抱き締めるとか気持ち悪い所業やめてもらってもいい！？」←
「あ、君の名前は白雪さんだよね、どうも」
「名前知ってるのね...ってここで初めて挨拶！？」

《抱き締めた反動で毒林檎の欠片が彼女の口から零れ、非科学的にも生き返った白雪は頭を掻きながら少年と話をします。》

「へぇ、貴方私と同い年なのね」
「うんまぁ...君より学力は上だろうけどね」
「どうせ私は下から数えた方が早いですよーっだ」
「ははっ」

《初めて会話する2人でしたが、とても楽しい時間でした》



Noside

「".........白雪さん、ずっと前から俺は貴方を見てきた。伝えたかった事があるんだ"」
「(......ん？こんなセリフだったっけ？もっと普通に「一目惚れした、好き←」って言うんじゃ...？)」
「"俺......僕は、君を愛してます"」


＿＿＿＿その一瞬、桃色のウイッグから水色の髪が数本垂れていた事に白雪...るぅとは気付く。

「(............さとみくんじゃ...無い！？)」

目を見開くるぅとと目の前の少年..."ころん"は、数秒見つめ合っていたのだった。

#215 る「え？え？さとみくんは何処行ったの！？」→←#213 Snow White Story ー悪魔の企みー

らっきーすとぷりめんばー！

るぅとくん＆ジェルくん

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