君の願いを叶えるには。vol.5

#196 さ「遠井さん、誕生日おめでとww拾われなくて残念w」← ページ14

遠井side

皆さんどうもこんにちは。遠井あかねです。

前回はるぅとくんが皆の所へ走っていってしまい、お話が出来ませんでしたね。

今回はきっちり真面目に実況しようと思います。はい。

【ころんくんの場合】

前回のるぅとくんの両片想い相手であるころんくん。
この人に至ってはるぅとくん以外全員が確実に彼の恋心に気付いています。

彼は今回図書室でスマホを弄っていました。

「おー、久しぶり遠井ちゃん」
「久しぶり。ころんくん、何やってるの？」

(彼とはあまり話す機会が無くしばらく疎遠になっていました)

「るぅとくんのLINEから個人情報抜き出してた！」

スマホ片手に微笑む彼に少し恐怖を感じながら「へぇ」と相槌を打つ。
...さっさと本題に入ろう。

「えーと...勉強は？」
「え？もうやったけど」
「嘘乙」←
「本当だよ！！！」

え、あの課題をサボってたころんくんが...？

「そろそろ本気で頑張ろうと思って」
「？」
「るぅとくんに頼ってもらえる男になりたいから」

頬を少し染めながらポツリと言う彼。

「...それで、文化祭......」
「え？何？」
「あ、ううん。何でも無い...僕、今日日直なんだよね！遠井ちゃんと話せたし教室戻るわ」
「......？うん」

少し焦り気味に図書室を出るころんくんの後ろ姿を追う。


＿＿＿文化祭、何か起こる気がする。

【結果】彼は何かを考えている事が分かった。それと勉強はめっちゃ頑張っているらしい。


【莉犬くんの場合】

「前回は色々あって...順位下がっちゃった」
「ふーん...」

莉犬くんには直接勉強の事を聞こうと一緒にカフェに来ました。

「...4位から下がっちゃったけど......」
「けど？」
「......今回は行けるよ」
「お！頑張ってね、応援する！」
「ありがとー遠井さん！」

タピオカミルクティーを口に含み私は彼と会話を楽しんだ。

「......ねぇ、そういえば。聞きたいんだけど」
「ん？」
「遠井さんって...俺の好きな人知ってる？」
「え、さとみくんでしょ」

「あーやっぱりそっかぁもうバレてた皆にバレた死にたいなあっはっは...やだ...」←

「............」


顔を抑え病む彼を呆れながら見つめた。


「(...体育祭の借り物競争、あれで気付かないと思ってるのかな...)」

真っ赤に照れながら手繋いで走ったの、私見てたんだけど。

＿＿あまりにも可哀想だったので言わない事にしました。


【結果】勉強は良い感じらしい。が、莉犬くんの好きな人は私含めさとみくん以外全員知っている。←

#197 ジ「2学期期末テストも実況系になりそうやな...」→←#195 莉「遠井さん久々の登場！」

らっきーすとぷりめんばー！

るぅとくん＆ジェルくん

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