�検除� ページ14
頭上から物を貰う動作
「あ、あの…」
私は座っていて、相手を見上げている
「えっと…」
そして、全く同じ会話
「ぜ、零…この子…」
「おい、小鳥遊…」
『お、思い出した…』
思い出した。あれだ、あの時だ。
地方の病院に移ってすぐ、飲み物を買おうと思って自販機に行ったはいいが、ボタンに手が届かなくて必死だったあの時だ
『あの時と、全く一緒…』
もしかして、もしかしなくても……
私は紙コップを受け取り、恥を承知で聞いた
『あの、人違いだったら大変申し訳ないんですが………』
「え？お、俺？」
『はい…。あの、3年くらい前の夏に、〇〇病院に居たりしましたか…』
「3年前……」
「そのくらいの時期って、ヒロの親戚がその病院に入院してた時じゃないか？」
「あー、そういえば」
なんか、すっごい思い出してもらってる…
でもやっぱり同じなんだよな…
声とか、背丈とか、そっくりというか…まんまだ
あの時はとてつもなく恥ずかしかったが、今思えば心優しい人に出会えた素敵な時だと思う
もしその心優しい人が、この人だったらしっかり感謝出来る良い機会じゃないか
「ねぇ、君もしかして、自販機の前に居た車椅子の子？」
『！そ、そうです…！』
「良かった、合ってた。」
やっぱりこの人だったようだ。世間は狭いと言った人の気持ちがとてもよく分かる
『あの時は、ほんとにありがとうございました……。大変見苦しい姿を…』
「いやいや、全然大丈夫だよ」
「ん？じゃああの時ヒロが言っていた可愛らしい子がい「あああぁあ！！零！」？、どうしたヒロ。そんなに慌てて」
なんだか聞いてはいけない会話な気がする
危険信号が出ている
「あのー、私そろそろ…」
風呂の時間もある。今くらいなら誰もいないから丁度いいだろう。
今度はテーブルに膝をぶつけないようにゆっくり立ち上がり、2人に一礼する
「ちょ、ちょっと待って！名前…教えて欲しい…な…」
『小鳥遊A…です。』
「Aちゃんね。俺は諸伏景光。よろしく」
『え。あ、よ、よろしく』
まさかの名前呼びに一緒戸惑ったが、小鳥遊ちゃんは呼びづらいしなと勝手に納得して、私はその場を離れた。
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あまね(プロフ) - おわた (11月19日 1時) (
レス) @page23 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
P(プロフ) - よもぎ杏さん» うぅ…ありがとうございます……。どうにかこうにか頑張ります(ง •̀_•́)ง (2022年12月22日 1時) (レス) id: ca61136145 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ杏(プロフ) - 分かります......書いてあった小説消えると書く気が失せますよね。更新いつでも、ゆっくり待ちます。お体には気をつけて。 (2022年12月22日 0時) (レス) @page23 id: 3c2e0a45eb (このIDを非表示/違反報告)
P(プロフ) - ブラウンクリームさん» ありがとうございます^^読んでそう思っていただけるのはとても嬉しいです！景の旦那…いいですよね…！((( (2022年12月1日 8時) (レス) id: ca61136145 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウンクリーム(プロフ) - 景光の旦那が尊すぎる……。(尊死 (2022年11月21日 22時) (レス) @page21 id: f8cbe4aca4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Pikurusu_946 | 作成日時：2022年7月22日 22時
