【ハイキュー!!】ミモザとツツジの花園 [及川徹] [松川一静] (ページ19)

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『17話です』ページ19

結局あの時のお兄ちゃんの発言の意味は分からないまま数日が過ぎ、土曜日になった。

｢｢｢｢『烏野との練習試合？？』｣｣｣｣

入｢そうだ。直接ウチに来てお願いされたんだ。判断はお前らに任せるが｣

ちなみに、と監督は続けた。

入｢烏野には影山がいるそうだ｣

『｢｢え｣｣』

影山が烏野に…？

烏野に行ったんだ…

入｢さあ、、どうする？｣

及｢折角だし、受けます。ただ、

“影山をセッターとしてフルで出す”ことが条件ってのはどうですか。｣

入｢ほう…まぁ良いだろう。では、その方向で伝える。｣

影山をセッターとしてフルで出すって事は、つまり烏野自体は興味無いけど、影山だけ警戒しておくってこと…？

それは烏野に少し失礼なのでは…

まあお兄ちゃんが決めたことだし、別にいいんだけど…

影山はまだ入ったばかりだし、正セッターでは無いだろう。

つまり、正セッターの人はこの試合には出られないんだよな…

なんか複雑だなあ。

松｢A、どした？そんな思い詰めた顔して｣

『え？あ、いやなんでもないです。』

松｢そう？｣

矢巾もお兄ちゃんもそうだけど、皆よく気づくなあ。

特に表情とか。ずっと観察でもしてるのか？ってくらい。

松川先輩を見つめながらそう考えていると先輩と目が合った。

松｢なになに？そんなに見つめられると穴あいちゃう｣

『え、あ、すみません…』

松川先輩の反応に笑いながら片付けていると

ガシャンッという音がした。

なんだか嫌な予感がして松川先輩と目を合わせると、2人で音のした方に向かった。