＊予想外 ページ17
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「ふ、深澤くんっ、」
辰「ん？あ、Aさん」
「あっ、えーっと、」
やばっ、人来た…！
こうなったら、
「あ、あとで体育館裏来て！」
辰「体育館裏？わかった」
「じゃ、じゃあ！」
バーッと逃げるように誰もいないところまで走った。
い、言えた…。
肩で息をしながら、喜びを噛み締める。
それにしても深澤くん、今日も安定にカッコよかったな…。
ちょっと額についていた汗も色っぽくて。
何と言っても練習着がたまらない。
タンクトップから見える白くて細い腕。
バスケットボールを操る手も綺麗で。
あー、またただの変態になってる。
そんなことを考えていると、
辰「Aさん、大丈夫？しゃがみ込んで。体調悪い？」
肩にぽんっと置かれた手は、さっきまで頭の中にあった綺麗な手。
とっさに離れる。
待って、今深澤くんに肩触られた？
死ぬんだが。
「な、なんでもないよ、大丈夫、」
辰「そっか。…で、俺になんか用？」
今は制服。
練習着よりまだマシだ。
心を落ち着かせて…。
私はカバンからクッキーを取り出す。
それを前に突き出し、お辞儀をしながら話す。
「こっ、これ、き、昨日渡そうと思ったんだけど、タイミング見失っちゃって、その…、昨日作ったやつだから嫌だと思うんだけど、う、受け取ってもらうだけでいいから、」
うわ、噛みすぎた…。
緊張してるの丸わかりじゃん。
すると、
辰「ふははっ笑 ありがと」
と、深澤くんはクッキーを受け取ってくれた。
パッと顔を上げると、
辰「めっちゃ綺麗に作れてんじゃん。貰った中で一番うまそう」
私の作ったクッキーをまじまじと見つめる深澤くん。
涙が出そうなくらい嬉しい。
辰「ほんとにありがと。あとで食べるね」
私の頭をぽんぽん、と撫で帰って行った深澤くん。
私は状況が理解できなくて、まだ撫でられた感触が残っている頭に手を乗せる。
深澤くんに頭を撫でられた…？
クッキーを受け取ってもらえたことよりも、そっちの方がビックリしすぎて、何も考えれなかった。
深澤くんってズルい人だな。
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ふわ(プロフ) - 星架．さん» コメントありがとうございます！感想を教えてくださりありがとうございます！感謝しかありません…！誤字を教えていただいて…。確認不足でした…！直しておきました！番外編もよろしくお願いします！(*^^*) (2021年4月15日 18時) (
レス) id: c23fa28ed9 (このIDを非表示/違反報告)
星架．(プロフ) - あ、1つ誤字見つけたんですけど 、あとがきのひとつ前のページ 、とても大事な台詞だと思うので……！！俺の彼氏になってくださいになってます(´；ω；`)最後に申し訳ありませんっ！ (2021年4月15日 18時) (レス) id: fbdaaabc17 (このIDを非表示/違反報告)
星架．(プロフ) - すごく楽しく読ませてもらいました…！！！完結まで 、お疲れ様です！！ふっかさん途中からやばすぎませんか……！！！（（（なんて思ってました、笑 (2021年4月15日 18時) (レス) id: fbdaaabc17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわ
| 作成日時：2021年3月27日 21時
