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Aママ｢いつもAがお世話になってるわ、我儘でしょうこの子｣
ごめんなさいね、と笑うママ
玲｢いえいえ、こちらこそお世話になってます。それにAと居ると楽しいので！｣
それを聞き、まぁ！と嬉しそうにママは頬を染めた
Aパパ｢これからも苦労をかける思うけど、Aを宜しく頼むよ。...まぁ、当の本人は寂しいようでご機嫌斜めだけどね｣
結婚の挨拶かて
別に私と玲王はそんな関係じゃない
唯の友達、幼なじみでもないが
そりゃあ玲王に付き合おう、とか言われたら喜んでそうするけど...自ら動いてまでこの関係を変えようとはしない
この距離感が心地よいのだ
玲王パパ｢まぁまぁ、仲が良いのは良い事じゃないか｣
玲王ママ｢そうよぉ、2人じゃ積もる話もあるだろうしゆっくり話してきたら？｣
『ん、...そうします』
私の様子を見兼ねてか玲王ママがそう促してくれ、バルコニーに行くことに
玲王ママ｢ふふ、若いわねぇ｣
Aママ｢こっちはこっちで盛り上がっちゃいましょ｣
...ほんとに仲良いな
･
玲｢は〜、結構寒いな｣
もふもふのコートを肩にかけられ、横長のソファーに腰を落とす
1つのブランケットを2人の膝の上に掛けて空を見上げた
玲｢...寂しい？｣
口数の少ない私を心配してか笑いながら顔を見つめてくる
『っ、だって...玲王が高校行っちゃったら一緒に居られる時間が全然無くなっちゃう』
そんなの、やだ...
小さく呟けば優しく手が覆われる
玲｢そんなん俺だってそうだよ...寂しいし、何かあってもすぐ駆けつけるってことは難しくなる｣
中々聞けない玲王の本音が分かり、嬉しい半面現実を突きつけられたようで胸が痛む
玲｢でもさ、それで離れ離れになる俺らじゃ無いだろ？｣
そう問われ、思わず顔をあげる
玲｢俺は欲しいと思ったものは...宝物は手放したりなんかしない。お前は、俺の宝物なんだ｣
優しい笑みを浮かべながら髪を掬われる
『たから、もの？』
玲｢そう、俺の大事な大事な宝物｣
...そう、だったの？
私って、玲王とってそんなに大切なものだった？
初めて聞けた、それが嬉しくて涙が零れる
『私っ、そんなに大事なの？そんなに大切にしてくれるの？』
玲｢ずっと俺の中ではそうだったよ｣
泣くなって、と笑う玲王
『わ、私もっ...れおがたいじ、たからものだよ！』
玲｢...うん、嬉しい｣
グズグズと泣く私を抱き締める玲王
寒い筈なのに、感じた体温はいつもより暖かかった
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時雨(プロフ) - 一気に更新がきた時は！？となりましたけどそれよりも嬉しい！今回の話もとても面白くて優越感に浸れました！ありがとうございました！これからも無理ない程度に頑張ってください！ (4月2日 23時) (
レス) @page37 id: 6e53b1ff5b (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 更新だ〜！！！嬉しすぎる！何回読んでも飽きない！これからも無理しない程度に頑張ってください！ (11月25日 22時) (レス) @page29 id: 6e53b1ff5b (このIDを非表示/違反報告)
空 - 悪女主が好きなので、パピ子様の作品にはとても救われております...!!本当にありがとうございます!!!!これからも応援してます！ (10月27日 21時) (レス) id: 1049cb00ec (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 東リべや鬼滅など様々な作品見させてもらってます！悪女主ほんとにさいこーです！！🥹💗ほんとに設定が好みどストライクで愛してます大好きです！！これからも更新がんばってください！！ (9月24日 20時) (レス) @page25 id: cc94ae71d2 (このIDを非表示/違反報告)
らな - めちゃめちゃ面白いです！！！悪女の愛され大好きなのでついニヤニヤしながら見てしまいました…笑 他作品も見させていただいて…パピ子さんのファンになりました！！！更新頑張ってください！！陰ながら応援しています！ (8月15日 10時) (レス) id: e0fbbf9247 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パピ子
| 作成日時：2022年12月30日 14時
