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『な、んで…なんでよ！分かってないのは玲王の方でしょ？！約束したじゃない！ずっと一緒にいるって、忘れたの？！』
大量の涙を流しながら勢い良く立ち上がった
『酷い、そんなの許さないわ！許さないから！』
もはや叫ぶようにして2人から距離をとる
『っもう良い、知らない！！一緒に居たいって思ってたのは私だけだったのね！玲王も、誠士郎も、2人でどこでも勝手に行けば良いわ！！！』
そう言ってから持っていた各選手のデータメモをペち！と地面に叩きつけ、ジャージ服のまま逃げるように校門へ向かった
･
…勢いで逃げちゃったけど、、、歩いて帰ったことないから道分かんない
玲王達は呆然としたまま、追いかけてはくれなかった
っいいもん別に！
わ、私は…間違ったこと言ってない、、多分
はぁ、と小さくため息をつき重い気持ちのまま執事へ連絡をする
少しの間呆然と立ちすくんでいると迎えの車がきた
鷹｢A様？玲王様は…｣
『玲王は良いの、車出して！』
執事の鷹臣が不思議そうに聞いてくるのを見て、何も悪くは無いが相手に対して苛立ちが積もる
乱雑に扉を閉めて車を発進させた
『鷹臣、私明日から学校行かないから！』
鷹｢…えぇ？｣
･
『…ってこと！だから○月△日まで行かないわ！』
ぷりぷりと怒りながら事情を話す
話してる最中も何度か泣きそうになっては涙を飲み込んで気丈に振舞った
…まぁ、それもバレてるだろうけど
鷹｢お嬢様それは、、、玲王様に謝った方が良いかと｣
昔から私にずっと仕えている鷹臣はズバズバとものを言う性格だった
昔からの仲だしそれも許容してるから何も問題は無いけど
それでもイラつく！
『私は何も悪くないわ！約束を破った玲王がいけないの、…それに誠士郎も玲王の味方で…っ』
思い出すだけで目頭が熱くなる
鷹｢…分かりました、お父様には私から言っておきますよ｣
今日はゆっくり休んで下さい、と優しい声色で言われれば我慢していた涙も目からこぼれ落ちてしまった
･
その日の夜、珍しくママが部屋にやってきた
｢A…学校、休むの？｣
『うん…休む』
枕に突っ伏しながらそう答える
｢そう、パパも良いって。…玲王くんと喧嘩したらしいじゃない｣
そっと髪を梳かれながら問われる
『私は悪くない、玲王が約束を破ったの』
その一点張りでママは苦笑を浮かべた
｢分かった分かった…でも、ちゃんと仲直りするのよ｣
…やっぱり母親にはかなわない
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時雨(プロフ) - 一気に更新がきた時は！？となりましたけどそれよりも嬉しい！今回の話もとても面白くて優越感に浸れました！ありがとうございました！これからも無理ない程度に頑張ってください！ (4月2日 23時) (
レス) @page37 id: 6e53b1ff5b (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 更新だ〜！！！嬉しすぎる！何回読んでも飽きない！これからも無理しない程度に頑張ってください！ (11月25日 22時) (レス) @page29 id: 6e53b1ff5b (このIDを非表示/違反報告)
空 - 悪女主が好きなので、パピ子様の作品にはとても救われております...!!本当にありがとうございます!!!!これからも応援してます！ (10月27日 21時) (レス) id: 1049cb00ec (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 東リべや鬼滅など様々な作品見させてもらってます！悪女主ほんとにさいこーです！！🥹💗ほんとに設定が好みどストライクで愛してます大好きです！！これからも更新がんばってください！！ (9月24日 20時) (レス) @page25 id: cc94ae71d2 (このIDを非表示/違反報告)
らな - めちゃめちゃ面白いです！！！悪女の愛され大好きなのでついニヤニヤしながら見てしまいました…笑 他作品も見させていただいて…パピ子さんのファンになりました！！！更新頑張ってください！！陰ながら応援しています！ (8月15日 10時) (レス) id: e0fbbf9247 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パピ子
| 作成日時：2022年12月30日 14時
