ブルーロックのマネージャー？！

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『で、でも...ちょっとでも玲王の力にって』


それも無駄だったけど

玲｢！、っA〜｣


嬉しそうな顔で頭を撫でられる


何がそんなに嬉しいんだ？


玲｢そうだ、こっち来いよ！得点つけてくんね？｣

そう言ってグラウンドへと手を引かれる


何やら2チームに分かれて試合をするようだ

時間の問題的に前後半それぞれ30分、ハーフタイム10分で行うらしい

玲王は凪誠士郎に会う前から基礎的な練習はしてたし、見てたから分かるけど...


凪誠士郎は初心者！！！


玲王が惚れ込んだって言うからにはそれなりな力がある訳
でしょう？


お手並み拝見してあげるわ


試合開始のホイッスルがなり、皆が一気に駆け出す


玲王は完璧なドリブルでどんどんと敵チームを抜いていった


サッカーは嫌いだけど、こんなにかっこいい玲王を見ていられるなら少し位認めてあげても良いわ(？)


…それにしても皆下手ね

息遣いから駄目駄目じゃない


体幹ももっと、、、あぁ！そこは右じゃなくて左じゃない？！


むず痒い気持ちを抑えて凪誠士郎を探す


『(さっきから玲王ばっかりで何もしてない、)』


…やっぱり、なんてことない奴ね

そう思って得点板に目を移そうとした時、玲王のパスが凪誠士郎に出された


確かにいい位置にいたけど、ど素人にあんなの取れる訳ない


期待せずにプレーを眺める



刹那、信じられない光景が目に映った


『は、？』


…何、あのトラップ

到底取れる筈もない位置から足を高くあげ、ボールを打つ



っ何が起こったの？


だって彼奴、素人なわけでしょ？


わぁ！と盛り上がっている玲王達を見て呆然とする


…あれが、玲王の惚れたトラップ


悔しいけど、それは確かにすごいもので


本物の天才、を前に私は彼奴を…凪誠士郎を認めるしか無かった

･

『ピーーー！』


夢中で試合を眺めてるといつの間にかハーフタイムに入る時間になっていた


急いで笛を鳴らし、タオルとスポドリを渡す


そして一人一人にアドバイスを告げていく


『君はもうちょっと体力をつけた方が良いね。最初の方は凄く良い動きしてた』


『君は…足早かったよね、それを生かしてもっと積極的にボールを取りにいったらどうかしら？』


『あっ！そこ、怪我してるわよね？重心がズレていたわ、こっちにいらっしゃい』


テーピングだけは玲王を練習台にして完璧にできるようになった

私、やればできる子だから！

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