漆 ページ9
紫「かん、ちがい…?」
童「うん、勘違い」
明らかに怒っている童磨
チビりそう…
童「ねぇ、俺がいつ君が1番と言ったかい?俺がいつAを疎んだ?俺がいつ君に好意を伝えた?」
答えなよ、と詰め寄る
紫子は驚きと恐怖で顔が真っ青だ
童「…まぁいい、今日は皆休んで良いよ。信者達には明日になったと言っておいてくれ、まずはAの手当てをしないとね」
童「それと、君は後でゆっくりお話ししよう」
童磨は床に座り込む紫子を置いて自室まで私の手を引いた
今日でこの子もさよならね
・
部屋に着いてすぐに童磨に抱きしめられる
あれ?このまま潰されます?
童「…痛むかい?」
それなりに痛いっす
『あはは、…少しだけ?』
広い背中に手を回してさすれば、より一層力が込められる
いってぇよ
童「これが、憤りというものかな。感じたことがない位に不快だよ」
そう言って可哀想に、と頬を撫でた
感情あんの?!??
『ふふ…、そんなに怒ってくれるの?』
嬉しいなぁ、とさりげなく童磨から距離をとろうとする
、あ、あれ…かたい、力強!
童「当たり前さ、…早く冷やさないとね」
手拭いを冷やしたものを頬に当てられる
そんなことに技使って良いんすか
それから少し話して大分時間が経った頃
童「そろそろ行かないと、突然中止にしてしまったからね。信者達への対応があるんだ」
あ…急にだったし後処理とかあるよな
『ごめんね、面倒なことに…』
童「そんなことないさ、あのままAを放っておくことなんて出来ないし。Aの方が大事に決まっているだろう?」
きゅん
童「それに、あの信者ともお話ししなくては」
それが終わったらまた様子を見に来るから待っててね、と額に1つキスをしてから部屋を出ていった
わぁ、本当にこの時代の人?どこでそんなテク覚えたんだ
多分どんな女でも落ちるね
っと、その前にやることがあるんだった
きっと童磨は紫子を喰べる
いつも喰べる時は必ず日が落ちてからだし、信者への対応もあるから時間もあるよね
余裕余裕、と部屋を出て紫子が居るであろう部屋まで行く
いつも童磨が人間を喰う部屋に連れられて居るだろう
あそこは人も近寄らないし、うってつけね
鼻歌を歌いながら足を運んだ
・
『失礼しまーす』
…あ、やっぱり
紫「…何しに来たの、」
居た
『可哀想な顔、見に来てあげたの♡』
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澪奈(プロフ) - 初めまして!いつも楽しく読ませてもらってます!更新ありがとうございます✨夢主の性格、大好きです♡これからも応援しています!! (12月30日 22時) (レス) @page12 id: b68527e9d8 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - 「終わり」になっているんですが作者様ァァ!?更新楽しみに待っております!!!! (12月30日 0時) (レス) id: a0eae6878f (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あああすきいいい (2023年4月24日 23時) (レス) @page11 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 夢主の性格めっちゃ好きです!!更新待ってます✨ (2023年2月23日 0時) (レス) @page11 id: 47467afbf3 (このIDを非表示/違反報告)
ウーロン茶 - ブルーロックのパスワード教えて下さい! (2023年2月22日 16時) (レス) @page11 id: a38d2d112e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:パピ子 | 作成日時:2022年8月21日 21時