愛され妹2

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よく耳を澄ませて話の内容を聞く





何か行動を起こしてくれると嬉しいんだけど





三｢…のか、でも十分美味かったぜ？｣




？｢本当に？良かった、また今度作りたいのあるからその時はお願いするね。…それで部活についてなんだけど｣





やっぱりドーナツの子だったと確信するとともに、相手の子は顔を真っ赤にして今にも告白しそうな雰囲気を感じる





告るか？告るのか！？





？｢刺繍の課題あるじゃん。それで…えっと、今度日曜日一緒に生地とか選びに行かない？！…かな｣





なんだよそんなこと？





迫力のある様にポカンとしているたかちゃんを見て焦る女の子




？｢いや、えっと！三ツ谷ならセンスもいいし！、コツとか教えて欲しいななんて…ﾊﾊ｣




焦り過ぎやろ




三｢ふはっ、焦り過ぎだろ笑今週なら空いてるし、いいよ。行こーぜ｣




爽やかスマイルをかますたかちゃん





…それはアカンて、惚れるわ





んーでもなぁ、いくらなんでも2人っきりはAちゃんゆるせなぁい





三｢安田さんとか誘わなくていいの？浅野さんと仲良いよね？｣




浅｢あ〜…よ、予定あるらしい！｣





おま、浅野って言うんか





てかそれ聞かれる時点で脈ナシじゃね？





と、言うのは置いといて私の計画も完璧に立ったしそろそろいいよね？




ほんとに少女漫画みたいな光景だけどさ





…私がいる限り、先の展開には進めないから






吹く風に髪をなびかせて、たかちゃんの背中に思いっきり抱きつく





『たーかちゃんっ！』





驚いている浅野さんを見てにっこりと微笑んだ





三｢うおっ、…びっくりした、Aか。どうしたんだ？｣





柔らかい笑顔で微笑みかけてくれる





ほらほら浅野さん、こんな笑顔見たことある？ないでしょ！！！





背中から腕へと移動して上目遣いをする





『もうっ、ルナマナちゃんに会いに行こうと思って携帯に連絡したのに全然来ないんだもん！』




頬を膨らませて拗ねたように言えば





三｢まじ？ごめん、話し込んでてさ。機嫌直して？｣




頬を手で挟まれてリスみてぇ、と笑っている





『…ならしょうがないけど、』




行こっ！とたかちゃんの腕をぐいっと引く





…仕掛けるのはまた今度でいっか





まだ火曜日だし





三｢分かった分かった、じゃあ俺もう行くわ｣




浅｢あっ、…うん。また明日！｣





名残惜しそうな浅野さんを最後にたかちゃんの家へと向かった

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