愛され妹

14 ページ15

映画も無事？終わり、帰路に着く




正直お兄ちゃんと出かける為の口実だったし映画なんてどうでも良かったから感想は無い




強いて言うならお兄ちゃんの横顔がかっこよかった♡





『今日はお兄ちゃんとお出かけできて嬉しかったぁ！また一緒に行こうね？』




恋人繋ぎで腕をブンブンしながら歩く




春｢気が向いたらな｣




一見冷たそうに見える口調でも今だってこうして歩幅を合わせてくれているしめちゃめちゃ優しい人だ




今日は夢見が良さそう、と鼻歌混じりに家へと帰った




________________________



私は今、家の近くの公園に来ている




しかも1人で




ここ最近はずっとお兄ちゃんと居たから不思議な感覚




今日はマイキー達と会う予定があって




ちょっと前までは遊んでたんだけど最近はめっきり会う機会が減った





ベンチに座っていればマイキーとけんちゃんが見える





『！、マイキー！けんちゃん！』





立ち上がって手を振る




マ｢A！久しぶりだなー、お前最近全然遊んでくれねぇんだもん｣





お前…可愛いな





『うぅ…ごめんねぇ、お兄ちゃんと一緒に居たくて…』





そう話せば2人の顔が曇る





マ｢え〜？兄貴優先してたのかよ｣




ド｢てか兄貴居たのか？今までそんな素振り無かったよな？｣




疑問に思ったようでけんちゃんが聞いてきた





『この前初めて会ったの！義理のお兄ちゃんなんだけどぉ…すっごくかっこよくて優しい！』




にぱーと効果音がつきそうな位の笑顔で答える





マド｢｢へぇ〜…オレより？｣｣





え゛




それはちょっと決め難い





『う、ぅ〜ん…皆かっこいいから決められないよぉ』





チラリと2人を見ればご満悦の様子だった




ほっともっと…





ていうか！本題忘れてた…





『今日ね、2人に聞きたいことあって、！』





そう、これよ





マ｢ん？何？｣






『マイキー達ってトーマン？に入ってるの？』




そう聞くと2人はピタッと止まって冷や汗を流し始めた




そうだよね




なんてったって私には不良ってこと隠してるし




お兄ちゃんもそうだけど…別に気にしない




だって私のことがそれだけ大切ってことでしょ？





するとけんちゃんが口を開いた




ド｢…誰から聞いた？｣





『この前Aに突っかかってきた人達。マイキーの女？とか言われたからぁノシた後聞いたの』






咄嗟に嘘をつく







ノシたのは嘘じゃないしね

15→←13

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す