悪女？馬鹿馬鹿しいw2

にのに ページ3

『へ？』


素で声が出てしまった


あ！そーゆータイプ？自称サバ女かぁ！


なんだなんだびっくりしちゃったよ


エースを恐る恐る見上げると


エ｢は？なんだよ此奴｣


ブチ切れてた


おバカだなぁ茉奈ちゃん


そういうのは親しい間柄だから出来るのであって初対面でやると非常識な人になっちゃうんだから


茉奈｢あっごっめーん！もしかして気にしてた？ほら、私ってサバサバしてるから思ったことすぐ言っちゃうんだよね〜｣



『茉奈ちゃん、エースはこの髪がかっこいいんだから！ね？』


ふわふわ〜とエースの髪を撫でるといくらか落ち着いたのかいじけながら私の頭を撫で返した


それが気に入らなかったのか


茉奈｢ってか、Aサンはさぁよくそんな女みたいな格好してんのに男にベタベタ出来るよね。あ、もしかして媚び売ってる感じ！？私は男みたいだからそういうのは慣れてるけど〜｣


はぁ？売ってんに決まってんだろ？？？


てか勝手にひがんでるだけやん


デュ｢おい、さっきから聞いてれば…なんなんだ｣


エ｢Aが媚び売ってる？言い掛かりはよせよ｣


茉奈｢えぇwだって実際そうじゃんw｣


…うざ


『そ、そんな…酷いよ茉奈ちゃん！私媚びなんて売ってない！』


目を潤ませながら言うと周りも同調するような声が挙がってくる


焦ったのか


茉奈｢っは、そういう冗談じゃん！それも分かんないの？｣


『そ、だよね。ごめん！間に受けちゃった』


『あと！エースのことも呼び捨てにしてたから…えと、私のことも…』


ちらりと見ると心底嫌そうな顔をしていた


え…傷付くぅ…


茉奈｢私、男友達の方が楽だからあんまりそういうの嫌なんだよね｣


『そ、そっかぁ。ごめんね…』


席戻ろ、とふたりを引っ張る


席に着くと


エ｢なんっっだあいつ、失礼にも程があんだろ。しかもサバサバというかただの男好きだし！｣


デュ｢しかもAに対して罵倒しかしていなかっただろう｣


『…』


デュ｢…A？｣


『うぅぅぅうう…』


そのままデュースに抱き着く


デュ｢お、大丈夫かっ！どう、すれば｣


『折角、仲良くなれるチャンスだったのにぃ、どうしよ…』


するとエースが


｢髪の毛気にしてたのにぃぃいい｣


とデュースに抱き着く私に抱き着くカオスな光景


『エース髪の毛かっこいいよぉぉお』


デュ｢あぁ！Aも気にするなよぉ！｣


と3人でヒシィッと抱き合ったのはいい思い出



…なんだこれ

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