4-3 ページ4
｢あのっ、確かNRCって男子校でしたよね？なぜ女子マネが？｣
あー、そゆことね
『私、特待生で今年入学したんです。今日はエース…友達に頼まれて来ました』
さりげなく親しいアピールも忘れずにね
｢そうだったんですね、…ジャミルさん達と親しくしてて初めて見る方だったのでびっくりしちゃいました｣
…まさかマウント？
思わぬカウンターに目をぱちくりさせてしまう
そっちがその気なら面白い
すぐさまスイッチを入れる
『えぇっ！ジャミル先輩のこと知ってるんですか？』
｢何回も一緒に試合してるから…いつも2校分のドリンクとか作ってたのでその内ジャミルさんとエースくんは顔見知りになったんですよ｣
…なるほどね
ちょっと、同じ学校の私にマウント取るのは間違いじゃない？
てかその2人だけってことは狙ってるやん
顔やん
『そうだったんだぁ、1回も話に出てこなかったから分からなかったです〜』
てへっ、と笑いかけると女子マネさんの顔が少しだけ引き攣る
｢でも今日は2人だから仕事量減って助かります｣
なんかありがとうございますね？と含みのある言い方をされて頭にきた
『それは良かったです！今日もエース達が｢相手校の女子マネマウントうぜぇー！｣って言ってて』
｢もう、エースくんってばほんとお茶目ですよね｣
うざっっっっ
『でも、こっちも｢かわいい｣女子マネ自慢できるってウキウキしてて笑』
｢…へぇ｣
二人の間に火花が散る
この女子マネさんはエースがお目当てなんだね
良いこと知っちゃった
・
なんだかんだスポドリを作り終えてカゴを持ち上げる…訳もなく水道まで駆けつけてきたモブA君が2つのカゴを手に取る
A｢よいしょ！じゃあこれ持ってくね？｣
『ほんとにありがとぉ』
いつもごめんね？と言えば顔を赤くしてはにかむA君
A｢いやいや、こんくらい大丈夫だよ｣
そう言って走り去る背中を見つめて居ると隣から視線が
｢いつも今みたいな感じなんですか？｣
『皆すっごく過保護でやらせてくれないんですよ』
むぅ、と頬を膨らませてそう言う
｢良いですね、楽で｣
だる
『…勝手に言ってろ』
ぽそりと呟くと驚いた顔をした女子マネさんが視界に映る
のを無視して休憩に入った部員たちにドリンクとタオルを配りに行った
・
『おつかれさまぁ！』
可愛らしい効果音付きで3人に駆け寄るとまたもやギャラリー達の遠吠えが
…さてと、お次はこっちかな
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 500人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜ト(プロフ) - これからの展開も楽しみです！続きを楽しみに待ってます〜！ (2月20日 1時) (
レス) id: f50918dd6e (このIDを非表示/違反報告)
うぃ(プロフ) - シリーズ1の1話目からいっきに見ました！すっっっごく面白かったです！！ツイステの悪女系の小説は色々読んできましたが、こんなに面白い小説は初めてです！続き楽しみに待ってます！こんなにも素晴らしい小説を恵んでくださって本当に有難う御座います！！ (12月26日 21時) (レス) @page2 id: c7c97c1e15 (このIDを非表示/違反報告)
哭狼 - 展開が気になって仕方ないです、すごく面白いので応援しています☺️ (8月29日 20時) (レス) @page1 id: 4411240086 (このIDを非表示/違反報告)
爆発(プロフ) - とっても面白いです！！悪女系でこんなに面白いと思ったのは初めてです！！続き待ってます！ (8月28日 17時) (レス) id: c0924be3a9 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - やっぱ、パピ子さんの悪女が1番好きです💖 (8月28日 0時) (レス) @page1 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：パピ子
| 作成日時：2023年8月25日 23時
