炭「三十三話!」 ページ35
善「っ!?!?ででででで、でも!」
『はーい。いってきまーす。』
善「ちょっ…Aーーーーーーーっっ!!」
後ろで叫ぶ善逸を無視してあたしは入場場所に向かった。
無「おい。」
『!?無惨っ!?どうしてこんなところに…。』
無「暇だったからな。」
『うわー、暇人。』
無「そんなわけないだろ。今日のコレを見るために私も仕事を終わらせていたんだ。」
『押し付けたんじゃなくて?』
無「おまえはこれまで楽しそうにしていた写真は要らないんだな。」
『すみませんでした。いります。』
ん?
なんかこのやりとり、やったことがあるような…。
まぁいっか。
『でもそれって盗撮なんじゃない?』
無「私はおまえのマネージャーだぞ。」
『マネージャーならなんでもありってこと?』
無「そうだ。」
そんなわけはないと思うけど。
無「それにしてもあれが幼馴染か。」
『どうせだらしない奴とか思ってるんでしょ。』
無「あぁ。だがあれがおまえを惚れさせた男…お手並み拝見だな。」
『はぁ…。じゃああたしは行くからね。』
あたしは無惨を通り抜けて歩き始める。
顔が熱い…。
きっと…気温のせいだ。
そう考えながら入場場所に急いだ。
〜☆〜
『…なに……この障害物。』
障害物競走になってあたし…ううん。
障害物競走に出る全員が顔を真っ青にした。
だってありえない障害物ばかりだもん。
「それでは障害物競走に出場する人はスタートラインに集まってくださーい。」
いや説明してくれ。
そんな願いも届かず障害物競走に出る全員、スタートラインに立たされる。
「大丈夫ですよー。障害物をクリアすればいいだけですからー。」
そう放送で言うのは胡蝶しのぶ先輩。
いや、クリアが難しいと思います。
幸い、先生チームには目立った先生は出場してない。
でも…ゴールしなきゃ得点は入らない。
「それでは!よーい、ドンッ!」パァン!
一様全員、最初の障害物まで走る。
うん。
走ることは出来るんだけど…。
最初の障害物に着いたあたしはその障害物を見上げる。
それは15mはある木の壁。
手の持ち場はあるけど……キツくない?
これって無理じゃぁ…。
無「なんだ。もうこんなところで諦めるのか。」
『無惨…。』
保護者がいる場所から近いこの場所から無惨に話しかけられる。
他の生徒は数人、頑張って登り始めた。
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絵宙(えそら) - え、マジかここで終わるんですか。まだ続きがあるのかと、恋実って正体バレたりと…いや面白いから良いんですがでも面白いからこそ続けて欲しいなと………ごめんなさい、ミシェルさん (2020年3月26日 0時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
木苺(プロフ) - 冨岡さんの冨が殆ど全部間違ってる気が、、、 (2020年3月20日 21時) (レス) id: 89ac41ad4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミシェル | 作成日時:2020年1月13日 17時