『二十九話!』本当の姿 ページ30
宇「逃げようとすんなよ。」
『したらどうします。』
宇「とりま抱きしめといてや。」
『だまれセクハラ教師。』
どうせ抱きしめといてやるとか言おうとしたんでしょ?
すみませんがあたしはあなたみたいなセクハラ教師はタイプじゃないんです!
宇「おいおいそこは泣いて喜ぶところだろ。」
『誰が泣くか。そんな妄想する前に言っておきます。少なくともあたしはセクハラ教師に惚れる女ではありません。』
宇「失礼だな?」
『事実です。』
そう言えばこのセクハラ教師はまじまじとあたしの顔を見てくる。
なんだコイツ。まさかあたしがアイドルだってバレて…。
宇「お前みたいなの生まれて初めてだな。」
『は?』
宇「今までかっこいいしか言われてこなかったからお前みたいなのは新鮮なんだよ!」
目をキラキラさせてさらに顔を近づけてくるセクハラ教師。
もうやだこのセクハラ教師。
意味分かんないし面倒くさい。
宇「気に入った!」
『勝手に気に入らないでください。キモイです。』
宇「オイコラ。」
『いい加減離してください。あたし次に二人三脚あるんです。』
宇「誰とやんの?」
『言いません。』
ヅカヅカ聞いてくるなぁ。
宇「まさか男か?男だったら許さねぇぞ!」
『先生に許すも何もないです!』
てかマジで離せ!
玉転しもう三回目に突入してんだよ!
宇「俺も二人三脚やる!」
『はぁ?先生出るんですか?』
宇「出ないつもりだったが出る!ちょくら他の教師一人気絶させとく!」
『ここにパワハラ発言する先生がいる!』
セクハラ教師は早速周りを見て細い先生を見つけたらすぐにロックオン。
野郎マジでするのか!?
宇「おいゴラァ!」
『うるさ!なんですかもう!』
宇「名前!」
『天宮Aですっ!あ。』
言ってしまったぁ!
宇「俺は宇髄天元だ!じゃあまたな!」
そう言って細い先生に向かって走って行ってしまった。
もうやだあの先生。
炭「A!」
『あ、炭治郎…。』
炭「どうした?」
走ってきた炭治郎が首を傾げてあたしを見つめる。
『セクハラデカブツ派手男に捕まってた。あと面倒くさいことになった。』
炭「大丈夫か?」
『たぶん。』
炭「安心しろ!なにがあれば俺が守る!」
『ありがとう。』
無意識にキュンとしてしまった。
でもさすが長男。
かっこいい。
その言葉をカナヲにも言ってほしい。
そしてあたしは炭治郎に手を引かれて入場門に向かった。
そうだ。キメツ学園は普通じゃない。
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絵宙(えそら) - え、マジかここで終わるんですか。まだ続きがあるのかと、恋実って正体バレたりと…いや面白いから良いんですがでも面白いからこそ続けて欲しいなと………ごめんなさい、ミシェルさん (2020年3月26日 0時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
木苺(プロフ) - 冨岡さんの冨が殆ど全部間違ってる気が、、、 (2020年3月20日 21時) (レス) id: 89ac41ad4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミシェル | 作成日時:2020年1月13日 17時