宇「派手に二十八話だな!」 ページ29
『ぜ、善逸っ、元気出して!』
炭「そうだぞ!不死川先生と並ぶいい勝負をしたんだ!落ち込むことなんてない!」
禰「ふがっ!」
男子の100m走が終わって、次の玉転しに行った伊之助と入れ違いで帰ってきたのは落ち込んだ善逸。
先生チームの不死川先生と走ってギリギリで負けてしまったんだけど、キメツ学園でも一位か二位の不死川先生とギリギリまで追い詰めれたんだ。
全然落ち込む必要なんてないのに。
善「でもさ?せっかくAが頑張ってって言ってくれたのに一位とれなかった…。」
善逸は何言ってんだか。
『あたしは頑張ってって言った。だから一位だろうが二位だろうが最下位だろうが、善逸が頑張ってくれたならあたしはとっても嬉しい。』
そう言えば涙と鼻水で顔がぐちゃぐちゃな善逸が顔を上げた。
この泣き方、一生変わらない気がする。
善「A〜〜っ!」
炭「そうだぞ善逸。二位でゴールした時Aはかっこよかったって言ってたぞ。」
善「Aーーーーーーーーーっっ!!」
『顔ぐちゃぐちゃなままくっつかないの!あたし、この後二人三脚あるんだから!』
善「ぐすっ午前中は走るものばっかりだからね。」
あたしは善逸にティッシュを渡して玉転しをやってる方を見る。
そこには三回ある一回目で白チームが圧勝してるのが見えた。
伊之助は大きなボールの上で余裕で高笑いしてるし。
伊之助は体感がいいもんね。
あたしは早めに言っておいた方がいいね。
『あたしはもう行っとく。』
善「え?まだ玉転し二回あるよ?」
『早めに行って体ほぐしとくの。』
栗「…A、頑張ってね。」
禰「…ふがっ!」
『うん。頑張ってくる。』
あたしは炭治郎に目を向けてアイコンタクトをとったら普通に…。
『炭治郎も早めにね。』
炭「あぁ!」
そしてあたしは入場門に行く。
それにしても玉転しにはあんまり強そうな先生はいなさそうだったな。←失礼だな。
一回目、最下位だったし。
…あのデカブツ派手男だけには気をつけないと。
『…捕まったらヤバイ。』
宇「なにがヤバイって?」
声と同時に後ろから片腕を力強く掴まれる。
この声は。
ゆっくり顔だけ振り返ったら予想通りの人物が…。
『……デカブツ派手男。』
宇「誰がデカブツ派手男だコラ。」
確か…宇髄先生だっけ?
あの日以来会ってもなければ名前すら聞かなかったから忘れかけてた。
……いやいや。
悠長に思ってる場合じゃない。
この状況、どうすればいいの!?
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絵宙(えそら) - え、マジかここで終わるんですか。まだ続きがあるのかと、恋実って正体バレたりと…いや面白いから良いんですがでも面白いからこそ続けて欲しいなと………ごめんなさい、ミシェルさん (2020年3月26日 0時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
木苺(プロフ) - 冨岡さんの冨が殆ど全部間違ってる気が、、、 (2020年3月20日 21時) (レス) id: 89ac41ad4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミシェル | 作成日時:2020年1月13日 17時