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『十四話だよ!』☆本当の姿 ページ15

『ワカメ頭野郎…。』

無「明日はさらに忙しくするか。」

『このぉ!味噌汁の中にその頭突っ込むぞ!』

無「着いたから出ろ。」

『無視か!』

あたしはスマホとポーチ、そしてドーナツが入った箱を持って車を出た。

無惨も荷物を持って車を出たら車の鍵を閉めてあたしを見る。

無「さっさと行くぞ。時間もギリギリだ。」

『そんなこと言っときながらもう休憩なんてないんだろうが。』

無「よく分かってるじゃないか。」

ほんとムカつく!

あたしは無惨の隣を歩きながらあまりのドーナツを全部食べる。

そして事務所に入れば親しいメイクアーティストの女性があたしの抱きしめた。

莉「Aちゃん!昨日ぶり!」

『久しぶりです?』

昨日ぶりは久しぶりなのかな?

ま、いっか。

この人は虹真矢莉奈さん。

可愛らしい顔でまだ二十代前半。

でも腕は世界レベルでメイクアーティストの世界では超有名。

それに加えてファッションもプロ級。

莉「Aちゃん!さっそく控え室に行きましょう!時間もそれほどないから。」

『分かりました!じゃあまたあとでね、無惨。』

莉「鬼舞辻さん!Aちゃん借りますね!」

無「煮るなり焼くなりしていいぞ。」

『あいつはあとで味噌汁に頭つけて煮る。』

煮るなり焼くなりって酷すぎるでしょ!

そう言いながら莉奈さんについて行ったら急に笑い出した。

莉「本当に鬼舞辻さんとAちゃんは人気なのね!」

『いや。』

莉「事務所じゃ評判なのよ。二人の会話。」

そう言って十階にいくためにエレベーターのボタンを押す。

事務所は世界でも有名な芸能事務所。

五十階建ての事務所の中にはいろんなものもあって一階ごとに広い。

エレベーターの扉が開いて乗ったらボタンを押して十階まで待つ。

莉「Aちゃんはアイドルなのに裏表がないところがバラエティーでは人気の理由なのよね。」

『失礼ですかね?』

莉「ううん!Aちゃんと共演する人はいつも楽しそうにしてるし芸能界でもAちゃんは大人気だから気にすることなんてないわ!」

そう。

秘密にしてるのはアイドル。

無惨にスカウトされてなってみたら今までないぐらいに楽しかった。

それに加えて一回テレビに出ただけであたしの本当の姿を受け入れてくれて嬉しかった。

その日からあたしは今のアイドルが好きになった。

莉「今日も忙しいみたいだけど頑張ってね。」

『無惨は味噌汁に煮ておきます。』

そう言ったら莉奈さんはまた笑った。

善「十五話《キリッ》。」→←無「十三話。」



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設定タグ:恋愛 , 鬼滅の刃 , キメツ学園   
作品ジャンル:アニメ
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絵宙(えそら) - え、マジかここで終わるんですか。まだ続きがあるのかと、恋実って正体バレたりと…いや面白いから良いんですがでも面白いからこそ続けて欲しいなと………ごめんなさい、ミシェルさん (2020年3月26日 0時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
木苺(プロフ) - 冨岡さんの冨が殆ど全部間違ってる気が、、、 (2020年3月20日 21時) (レス) id: 89ac41ad4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミシェル | 作成日時:2020年1月13日 17時

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