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『一話。』 ページ2

ピンポーン。

なに。騒がしい。

どうして朝からチャイムなんて鳴るの。


ピンポーン。ピンポーン。


うるさい!

仕方なくベットから出て玄関に行ったら、鍵を開けて扉を開けた。

『……なに。こんな朝早くに。』

善「なにじゃないよ!今日、入学式でしょ。入学式!」

『…あぁ。』

善「あぁじゃない!」

じゃあうるさい。

どうしてこんな朝からこんなに声が出るの。

あたしの幼馴染はどこかおかしいの?病気?

善「まだパジャマって…。今まで寝てたでしょ。」

『分かってるなら来んな。』

善「いやいや、来なかったら入学式って事も忘れてたでしょ。とりあえずさっさと着替えて!」

『はぁ…。』

なんか善逸のせいで目が冷めた。

まだ6時45分だよ?

キメツ学園までは歩いて15分で着くのに。

そんな事は関係なしに善逸は部屋に入ってきたらカーテンを開けてくれる。

『てか、なんで来たの。もう制服まで着て。』

善「いやぁ、じっちゃんが高校になったら自分のご飯ぐらい自分で作れって言われちゃってさぁ。」

善逸のおじいちゃん…。

確かに言いそう。

『自分はご飯作れないからあたしの所に朝ごはん食べに来たんでしょ。』

善「ゴチになりますっ!」

バシッ!

善「いったぁ!?」

なにがゴチになりますっ!だ。

ムカついたから一発、善逸の頭を叩く。

『着替えてくるから覗くなよ。』

善「え!そんな事言うって事は実は見てほし…。」

『警察の番号ってなんだっけ?』

善「いやぁぁぁぁぁぁ!嘘ですっ!なんでもありません!」

スマホに手を伸ばしたら泣き叫びながらあたしにしがみつく善逸。

あたしはもう一回ため息を吐いたら、善逸を引き剥がして寝室に戻った。

『……はぁ。』

今日はいつもよりもため息が出るなぁ。

絶対、善逸のせいだ。

善逸があたしの気も知らずに接してくるから…。

『…急ごっ。』

あたしは気持ちを落ち着かせて壁にかけた新品の制服に手を伸ばした。









あたし天宮A、15歳。

善逸の幼馴染で、善逸に片思いする女の子です。

善「二話!女の子見てねぇ!!」→←人物紹介



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設定タグ:恋愛 , 鬼滅の刃 , キメツ学園   
作品ジャンル:アニメ
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絵宙(えそら) - え、マジかここで終わるんですか。まだ続きがあるのかと、恋実って正体バレたりと…いや面白いから良いんですがでも面白いからこそ続けて欲しいなと………ごめんなさい、ミシェルさん (2020年3月26日 0時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
木苺(プロフ) - 冨岡さんの冨が殆ど全部間違ってる気が、、、 (2020年3月20日 21時) (レス) id: 89ac41ad4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミシェル | 作成日時:2020年1月13日 17時

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