嘴「六話?それ、食えるのか?」 ページ7
善「いやぁぁ!!!」
『うるさい!善逸とりあえず落ち着いて!』
善「無理っ無理っ!なんでぇぇ!?」
とりあえずマジで静かにしてほしい。
周りからの視線が痛いからさ。
『なんでって言われても…。』
チラッと壁に貼られたクラス表を見る。
そう。これが善逸の泣き叫んでる理由。
あたしと炭治郎が同じクラス、善逸と伊之助が同じクラス。
禰豆子はまだ中学生だから校舎が違ってさっき別れたけど…。
善「なんでAと違うクラスなのぉ!」
『善逸…。』
思わずキュンとしてしまったあたし。
『あたしがいたら勉強とか教えてもらえるからでしょ?』
善「うん。」
はい、正解。
さっきのあたしのキュンを返せ。
善「炭治郎ならまだ良かったけど、伊之助となんて絶対にやばいじゃん!」
嘴「あぁ!?なんだとっ!」
善「日頃の行いだろっ!」
隣でギャーギャーするのはやめてほしい。
ほら炭治郎困ってるよ。めちゃくちゃオロオロしてるからさ。
はぁ。
『伊之助、善逸のことよろしくね。』
嘴「分かった!子分の頼みだからな!」
そう言って伊之助は善逸の服の襟をガシッと掴んであたし達とは違う方向に行く。
善「いぃやぁぁぁぁ!!」
『善逸、今日のお昼。楽しみにしてる。』
善「!!……うん。」
善逸は顔を真っ赤にしてピタリと静かなまま伊之助に連れて行かれた。
なんで顔真っ赤にしたんだろ。
あたし、善逸がお昼楽しみにしてるかなって思って、あたしも…楽しみにしてるから…。
あたしは気持ちを落ち着かせるために一息吐いたら炭治郎の方を見た。
『炭治郎、あたし達も行こっか。』
炭「あぁ。それにしてもすごいな。Aは。」
『そんなことないよ。』
炭「あるよ。だから善逸も…。」
『え?なんて言った?』
炭「いや!なんでもない!行こうか!」
?変な炭治郎。
炭「そう言えば、伊之助はどうしてあっちに行ったんだ?クラスは隣なのに…。」
『あぁ。それは…。』
善「はぁ!?こんな朝から食堂でご飯食べるの!?朝ごはんは!?」
嘴「食ったわ!でも足りねぇんだよ!」
善「バカじゃないのっ!?いや、胃袋どうなってんの!ブラックホールなわけっ!?てかそれなら俺、A達と一緒でも問題なかったじゃぁぁぁぁん!」
炭「『…。』」
あのバカはなにあたしの名前を叫んでんだ。
ほら、周りの人も善逸の声がする方変な目で見てるよ。
『…行こっか。』
炭「…あぁ。」
とりあえず、知らないふりをしておこう。
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絵宙(えそら) - え、マジかここで終わるんですか。まだ続きがあるのかと、恋実って正体バレたりと…いや面白いから良いんですがでも面白いからこそ続けて欲しいなと………ごめんなさい、ミシェルさん (2020年3月26日 0時) (レス) id: 63faa5bcfc (このIDを非表示/違反報告)
木苺(プロフ) - 冨岡さんの冨が殆ど全部間違ってる気が、、、 (2020年3月20日 21時) (レス) id: 89ac41ad4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミシェル | 作成日時:2020年1月13日 17時